“ゆっくり、じっくり”血管力を鍛える「運動」と「入浴」のススメ
東京ウォーカー(全国版)
最近なにかと話題の“血管力”。日本人の死因の約3割が血管に関わる疾患といわれる昨今、血管を鍛えること、つまり血管力の向上に注目が集まっています。
血管の老化は、日ごろのセルフケアで防ぐことができます。みなさん、規則正しい生活を心がけましょう。
ということで今回は、「血管力向上プロジェクト」を推進している「糖転移ヘスペリジン・ビタミンP研究会」の会長を務める大阪大学医学部附属病院循環器内科病院教授・山下静也先生の協力のもと、日常生活の中の「運動」と「入浴」に焦点を当てて、血管力の鍛え方を紹介します。
まずは基本から。ズバリ、血管力を鍛えるために心がけるべきこととはなんでしょう。
山下「運動は筋トレよりも有酸素運動。溜まった脂肪の燃焼が大事です。入浴は、熱すぎないお湯にじっくりつかって、血流を良くすることを心がけてください」
どちらも「ゆっくり、じっくり」というイメージが必要とのことです。一生懸命走ったり汗をかいたりするよりも、ゆっくりじっくりで。そのほうが毎日続けられますしね。
では、具体的なプランをご紹介。まずは運動から。
山下「歩くときはできるだけ手を振ること。速度は適度に心拍数を上げる程度で、普段よりも少し汗をかくくらいが理想です。時間としては1週間で180分を目安に。1日30-60分くらいですね。こまめに水分をとることも忘れないでください。膝の痛い人はプールで歩くのもいいでしょう。毎日歩いた歩数を歩数計で測り、ノートに記録すると長続きしますよ」
では、入浴は?
山下「温度は39度くらい。最低10〜15分くらいは浸かるようにしましょう。お湯の温度は熱すぎないことがポイント。また、入浴中はのどが渇かない程度にこまめに水分をとることをオススメします。これで血流が良くなり、血液をドロドロにすることを防げますよ」
なるほど。どちらも毎日続けても辛くない、いますぐ始められる生活改善ですね。毎日の簡単な運動や入浴時の心がけ。“ゆっくりじっくり”で、みなさんも始めてみましょう。【東京ウォーカー】
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