【スカッと漫画】「その夫、本当に必要ですか?」問いかけにハッとする…モラハラ地獄からの脱出劇を描く話題作【作者に聞く】

東京ウォーカー(全国版)

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自分最優先の生活ができないことを結婚のせいにする夫

モラハラ――。言葉や態度で相手の尊厳を奪っていく行為は、家庭でも職場でもいま深刻な問題になっている。近年SNSでは、「モラ夫」に苦しむ妻たちの声が多く投稿され、決して他人事ではない現実が浮かび上がってきた。

そんな状況のなか、モラハラ夫を“解体屋”の力を借りてスッキリ成敗し、妻が自分の人生を取り戻していく姿を描いた漫画『 モラ夫解体屋その夫、本当に必要ですか? 』が話題を呼んでいる。

原案・シナリオを担当するのは かうち さん、作画を担当する 黒野ナツ子 さん。作品では、「夫の言葉が刺さって、息をするのも苦しい…」「私ばかり我慢してるのはおかしいのかな?」とモラハラ夫に追い詰められた妻たちが「モラ夫解体屋」に相談、そして自らの力で立ち上がっていく過程が描かれている。


モラハラと向き合う作品づくりの裏側

結婚後もなお、ロードバイクにのめり込む夫

数々の暴言の挙句、「結婚なんてするんじゃなかった」とのたまう夫

さらには、「稼げないんだったら邪魔をするな!」とまで言い始め…


1巻の発売について、かうちさんは「ようやくこの作品を届けられて嬉しい」と語る。黒野ナツ子さんも「頑張って描いた作品なので、書店に並ぶ姿を見ると今でもドキドキします」と喜びを噛みしめている。

ストーリー制作では、モラハラに苦しむ人が前向きになれるよう、ヒロインが少しずつ自分の足で進んでいく姿を丁寧に描くことを意識したという。

たとえば、モラ夫が妻を追い詰めるシーン。
「お前ってほんと役に立たないな」
「家のことくらい完璧にしろよ」

その一方で、解体屋が妻に声をかける。
「あなたは悪くない」
「自分の人生を取り戻す準備を、一緒にしよう」

読者の胸に刺さるセリフの数々に、読者から「救われた」「勇気が出た」という声が寄せられるのも納得だ。

日常にも潜む“モラハラ”という影


作品では夫だけでなく、家庭内の別の関係性や、職場でのモラハラなど、多様なケースに触れている。「こういう人、いる…!」と共感できるシーンが多く、“スカッと”要素が強いのも人気の理由だ。読み終わったあとには、「自分の幸せを選んでいい」とそっと背中を押してくれる温かさが待っている。


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