「時をかける少女」が仲里依紗を主演に新たに映画化!
関西ウォーカー
これまでに何度も映像化されてきた筒井康隆原作のSF小説「時をかける少女」を、新たな設定で映画化。1983年の初代版で原田知世扮するヒロインの娘・あかりが、母の願いをかなえるべく、2010年から1974年にタイム・リープする。そんな本作で、アニメ版「時をかける少女」('06)でもヒロインの声優を務めた主演・仲里依紗が役作りのことや作品を通して見えてきた現代社会の問題点(!?)まで語ってくれた。
─本作の前に、実はアニメ版「時をかける少女」('06)でもヒロインの声優をされていましたね。
「アニメ版で声優をさせていただいた時に『時をかける少女』という作品を知ったんです。それですごく大好きになったので、また『時かけ』に関する仕事をしたいなぁと思っていたところに、今回の映画の話があったんです。だから、今度は自分自身がヒロインとして時をかけられるんだって思うと、すごくうれしかったですね」
─今回、初代版「時かけ」のヒロインの娘を演じられましたが、心がけたことはありますか?
「まず、アニメ版と今回の実写版でもヒロインのキャラクターはまったく違うので、アニメ版のヒロインのイメージを自分の中からなくそうと気持ちを切り替えました。あとは初代ヒロインのキャラクターを考えつつ“2010年版・時をかける少女”を作ることを意識しましたね。あかりと私は年齢が近いので“今の女子高生はこうです”という意見を、監督に自分から積極的に言うようにもしました。そのおかげで、明るく活発なあかりをのびのびと演じられたと思います」
─CGをバックに演じられたタイム・リープのシーンなど「時かけ」だけに、ひたすら走っていらっしゃいますよね。
「撮影ではかなり走ったんですが、映画で使われているのは10分の1くらいなんです(笑)。ジムに行って走ってましたけど、それとはまったく違う“全力疾走”だったので、正直キツかったです。あと、初めてワイヤーを体につけて撮影もしたんですけど、跳んだりはねたりして楽しかったですね。また、ワイヤーアクションはやってみたいです」
─撮影にあたって、1970年代のことをご両親から聞いたりは?
「あかりが1970年代にいきなりタイム・リープした時に見せる反応の新鮮さを大切にしたかったので、あえて聞かないで撮影に入りました。70年代のファッションって色使いがオシャレでかわいいなと思いました。今もヒッピーファッションがあるように、流行って巡り巡っているんだなって実感しましたね。それに、あかりと1974年に生きる涼太が惹かれあうように、当時は携帯電話もメールもなかったので面と向かって相手とコミュニケーションがとれていいなと思いました。携帯は便利ですけど、その一方で人が弱くなっているように感じるし、携帯がないと何もできない今の世の中は怖くもあります」
─では最後に。これからの活躍が期待される仲さんですが、本作を通じて得たモノは何ですか?
「“もっとこうしておけばよかった!”とか、後悔することって私もよくあるんです。なので、そうならないように“一瞬一瞬大切に過ごすこと”ですね。やらないで後悔するより、自分のためにもやって後悔したいなぁと思います」
【取材・文=リワークス】
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