【山形】粘度の高い濃厚鶏白パイ湯タンはインパクト大の味わい!

東京ウォーカー

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県内をはじめ、全国各地のラーメン店を食べ歩いてきた店主の佐藤由美子さん。もともとは単にラーメンが好きで、機会があるごとにあちこちのラーメン店へ出かけていたという。県内の「おいしい」と評判の店はほぼ食べ歩き、ついには「自分のラーメン店を持てたら…」と夢はふくらんでいった。

こってりな豚骨スープにコクのある醤油ダレを合わせた横浜家系「横浜豚骨(醤油)」(780円)


【写真を見る】県道251号から少し入った住宅地にある店。駐車場スペースも広い


しかし、開業にはそれなりに資金も必要となるし、なによりラーメンを作る技術を自分が修得できるかなど、課題は多かった。そんな折、地元・長井で程よい広さの空き店舗が見つかる。ひとつのチャンスかと思い、佐藤さんはラーメン学校などに通い、自らの修業に入る。そうした苦労のかいもあって、2017年6月に開いたのが「麺屋 ももすけ」だ。

以前、そば店だったという店は和風のたたずまい。座敷もあり、ゆったりと食事ができる


全国各地のラーメン店を食べ歩いてたどり着いた鶏白湯


まず、メニューにしたのが鶏白湯。山形で定番の醤油ラーメンにしなかったのは、食べ歩きの経験から「醤油ラーメン」にはすでに数あま多たの名店があり、あえて自分も同じ系統のラーメンを出さなくてもとの思いがあったからだ。

ドロッと粘度の高い白湯スープに弾力ある中太麺を合わせた「鶏白湯(塩)」(780円)


粘度が高く、こってりとした鶏白湯は、まだ山形では多くないし、自らも好きなラーメン。「鶏白湯(塩)」(780円)はドロッとした粘度の白湯スープに、モッチリとした弾力ある中太麺。白髪ネギとホウレン草、程よい塩気のチャーシューがのった、店主イチオシのメニューである。

■ラーメンデータ<麺>中太・丸・縮れ/製麺所:非公開・200g<スープ>タレ=塩・仕上げ油=鶏油/濃度:こってり○●○○○あっさり/種類:鶏ガラ

旨さのポイント


鶏白湯の旨味に厚みを加えるキリリとした塩ダレ


下処理をしっかりた鶏白湯スープに合わせる塩ダレ。上質な塩を使い、スープ全体にキリリとコクをプラスする。スープ、塩ダレのほか、隠し味にニンニクを加えているのもポイント。

豚肉を茹でてから特製ダレに漬け込む


豚のバラ肉を最初に約2時間じっくり茹で、その後は特製の醤油ダレに漬け込み、一晩じっくり寝かせるのが、ももすけのチャーシューの作り方。これだとチャーシューが硬くならずに味わえる。

ラーメンの食べ歩きが高じ遂に自らの店を開業した店主の佐藤由美子さん


さらに、修業したラーメン店で覚えた横浜家系ラーメンも加え、2本立てのメニュー構成にした。本当は、これにあっさり系のラーメンも加えたいところなのだが、まだそこまで手が回らないというのが佐藤さんにとっても、歯がゆいところ。

「オペレーションなどに慣れてきて、ある程度スムーズに店の運営ができるようになってから、新メニューも考えていきたい」と、ラーメン店を開くという自分の夢をかなえた店主は常に前向きだ。【ラーメンウォーカー編集部】

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