「郵便局員の背筋が凍った実話」重くて入らない郵便受けの抵抗→翌日、その部屋の前を通った配達員が腰を抜かした理由【作者に聞く】

東京ウォーカー(全国版)

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送達ねこ(@jinjanosandou)

雨の日も風の日も、地域の隅々まで荷物を届ける郵便配達員。彼らは時として、ドアの向こう側に潜む「見てはいけないもの」に遭遇してしまうことがある。 現役の郵便局員である送達ねこさん(@jinjanosandou)が描く漫画『郵便屋が集めた奇談』は、同僚たちが現場で実際に体験した不可解な出来事や、背筋が凍るような実話をまとめた作品だ。 今回はその中から、I支店に勤務するKさんが経験した戦慄のエピソード『開かないポスト』を紹介する。なぜ、その部屋のポストは開かなかったのか。送達ねこさんに制作の背景を聞いた。

送達ねこ(@jinjanosandou)

送達ねこ(@jinjanosandou)

送達ねこ(@jinjanosandou)


クレームを恐れて無理やりねじ込んだ荷物


ある日、Kさんはクリックポストの配達業務にあたっていた。順調に配送を進めていたが、あるアパートの一室で手が止まる。ドアについているポストが、なぜか開かないのだ。 普段ならスムーズに投函できるはずだが、まるで中から何かが押し返してくるかのように重く、蓋が動かない。郵便受けが郵便物で満杯なのかとも考えたが、様子が違う。 不在票を入れて持ち帰るべきか迷ったKさんだったが、脳裏をよぎったのは、以前この住人から「持ち戻り」についてクレームを受けた記憶だった。「わかるぜ。早くほしいよな」。Kさんは心の中でそう呟くと、クレーム回避のために力を込め、強引に荷物をポストの隙間へと押し込んだ。 この時、Kさんが感じていた「重み」の正体が何だったのか。それは翌日、そのアパートの前を通りかかった際に目撃した光景によって、最悪の形で判明することになる。

ドアの向こうで「触れてしまった」現実


このエピソードについて作者の送達ねこさんは、「後で理由を知って震えた話」だと語る。 配達中のKさんは、まさかドア一枚隔てた向こう側で、あのような事態が起きているとは夢にも思わなかっただろう。住人のありふれた日常がそこにあると信じて疑わなかったはずだ。 「ポストを通して、目には見えないけれど『触れてしまった』現実。これは配達員にとって一生忘れられないトラウマ級の出来事だと思います」と送達ねこさんは語る。Kさんが押し返したあの抵抗感は、物ではなく、変わり果てた住人の…。想像するだけで寒気が止まらない。

「幽霊より犯人が戻ってくるほうが怖い」


たった一人で家々を回る配達員は、常に危険と隣り合わせだ。何か身を守る術はあるのだろうか。 送達ねこさんによると、配達員は連絡用の端末を常時携帯しており、緊急時には即座に援助を要請できる体制が整っているという。また、全員が局に戻るまで役職者が待機していたり、女性職員には危険が予測される配達先を避ける配慮がなされたりと、安全管理は徹底されているそうだ。 とはいえ、仕事である以上、事件現場や事故物件を完全に避けて通ることはできない。現場の配達員たちの間では「幽霊が出るよりも、犯人がまた戻ってくることの方がずっと怖い」という言葉が囁かれているという。これぞまさに、究極のリアルホラーと言えるだろう。

読者からは「ヒェッ!」「ゾワッとした」と悲鳴が上がり、「今後ポストに手紙を入れるたびに思い出しそう」という声も寄せられた本作。 私たちがネットショッピングを楽しめるのも、どんな場所へも荷物を届けてくれる彼らのおかげだ。そのポストの向こう側に何が待っていようとも。

取材協力:送達ねこ(@jinjanosandou)

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