「妊婦は2人分食べないと」「無痛分娩はダメ」 “老害発言”をめぐる世代間ギャップを描いた漫画がSNSで話題に【作者インタビュー】
東京ウォーカー(全国版)
寿司屋で順番待ちをしているとき、店員が人数の少ない人をカウンター席に優先的に案内していたら、「順番を抜かすな、非常識だぞ!」と、店内で騒ぐ人が。周囲から冷たい視線を浴びているのは、自分の父親だった――。現代の常識とのズレに気が付かず、古い価値観のまま自分たちは正しいと主張。その押し付けをわずらわしく感じる娘が主人公の「わたしの親が老害なんて」を紹介するとともに著者の西野みや子(
@miyakokko61
)さんにインタビューを行った。
「老害」は他人事じゃない!古い価値観に感じる“小さな違和感”との付き合い方
作者の西野みや子さんに本作「わたしの親が老害なんて」を描いたきっかけについて聞いてみると「老害」というテーマは担当編集さんからの提案だったそうで、西野さん自身に強烈な体験があったわけではないが、限界集落で育つ中で男尊女卑や古い価値観に触れる機会が多く、「『老害』は特別な誰かではなく、誰の身近にも潜んでいるものだ」と感じたことから、このテーマを描こうと決めたという。
実際に漫画を描いてみて感じたのは、「老害」とは年齢の問題ではなく、自分の価値観や経験を無意識に他人へ押し付けてしまう姿勢そのものだということだそうで、「異なる考え方を受け入れられない態度が、世代間の摩擦を生む原因になるのではないか」と西野さんは語る。
作品には、西野さん自身が経験してきた違和感も反映されている。妊娠中につわりがひどいにもかかわらず「二人分食べないと」と言われたことや、無痛分娩、仕事と育児の両立に対する否定的な言葉など、善意から発せられる古い価値観に苦しんだ体験だ。作中でも、祖父母の言動が孫に影響し、母親である栄子自身も無意識に親の価値観を引き継いでいる姿が描かれている。西野さんは「親世代やその上の世代から言われて感じた違和感を多く描いているので、注目していただけるとうれしいです」と話してくれた。
最後に「老害という言葉は強いですが、他人事ではなく、自分自身にも起こりうる問題です。この作品が自省するきっかけになれば」と読者へメッセージを寄せてくれた西野さん。親との関係や価値観の違いにもやっとした経験がある人は、ぜひ本作を読んでみてほしい。
取材協力:西野みや子(@miyakokko61)
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