いじめ加害者の家に投石→「私たちも被害者!」と号泣…加害者家族が直面した因果応報【作者に聞く】

東京ウォーカー(全国版)

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自分たちは「被害者」だと訴える母親画像提供:宮野シンイチさん

宮野シンイチ(@Chameleon_0219)さんがX(旧Twitter)で公開している『夜逃げ屋日記』は、DV被害者などを救済する夜逃げ屋の実話を基にした人気漫画だ。今回は、いじめの加害者一家からの依頼という衝撃的なエピソードを紹介する。


「被害者を助ける組織だ」社長が依頼を断った理由

『夜逃げ屋日記』01画像提供:宮野シンイチさん

02画像提供:宮野シンイチさん

03画像提供:宮野シンイチさん


依頼者は、17歳の息子リョウタとその母リョウコを含む一家4人。「ネットで誹謗中傷されている」と夜逃げを希望する彼らに対し、夜逃げ屋の社長は1本の動画を見せる。それは、リョウタたちが1人の少年に暴力を振るう凄惨な映像だった。 リョウコは「息子のしたことは最低」と認めつつも、「私たちは依頼者です」と開き直る。しかし、社長は「今回の依頼は断る」と告げた。スタッフの安全確保や、広範囲に及ぶ「身バレ」のリスクがあるためだ。そして何より、「うちは被害者を助ける組織だ」という社長の言葉が、加害者である彼らを拒絶する決定的な理由だった。

歪んだ被害者意識への回答


断られたリョウコは激昂し、家に石を投げられたり、落書きをされたりしている現状を涙ながらに訴える。「私たち十分被害者でしょ?」という問いに対し、社長は「その辺は気の毒に思うよ」と理解を示しつつも、「警察や弁護士に頼んでくれ」と突き放す。夜逃げ屋として介入すべき案件ではないと判断したのだ。

作者の宮野さんは、この母親の主張について「行き過ぎた誹謗中傷や嫌がらせによる被害者の側面は確かにありますし、そこは気の毒に思います」と語る。しかし同時に、「社長が語っているように夜逃げ屋の仕事ではないというのが正直な感想」と、その境界線を明確にした。自業自得ともいえる状況に陥ったとき、人はどこまで自分を正当化できるのか。本作は人間のエゴを鋭く問いかけている。

取材協力:宮野シンイチ(@Chameleon_0219)

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