予想以上、いや予想外!手のひらサイズのAIロボット「COZMO」と遊んでみた
東京ウォーカー(全国版)
今年もいよいよクリスマスがやってくる。慌ただしく時が過ぎる12月のある日、編集部のもとに小包が届けられた。少し早いクリスマスプレゼントの中身は、最新AIロボット「COZMO」だった!

COZMOは、アメリカ発の人気ロボットおもちゃ。日本ではタカラトミーが2017年9月から発売している。手のひらサイズの小さなボディながら、人工知能が様々な動きやコミュニケーションを実現しているという。

パッケージの外からは、電源の入っていないCOZMOが既に見えている。開封すると、COZMO本体の他に3つのキューブとケーブル・充電ドック、それに説明書が同梱されていた。早速説明書を読みながらCOZMOをセットアップした。

COZMOで遊ぶには、iOSやAndroid OS、Fire OSを搭載したスマートフォンやタブレットが必要だ。専用アプリをダウンロードし、アプリを通して主な指示を出す。対応機種はタカラトミーのCOZMO公式ページに掲載されている。今回はiPhoneにアプリをインストールした。その後、充電ドックにCOZMOをセットし、COZMOの顔に表示されたパスワードをスマートフォンに入力。アプリを起動すると、COZMOの“顔”が表示された。

起動したCOZMOは、持ち主の顔を認識。こちらの名前を登録すると、顔を見て名前を読んでくれた。その後チュートリアルをこなし、いよいよ自由に操作できる状態に。さてどうやって遊ぼうかと思ったら、いきなりスマートフォンの画面に「COZMOはしゃっくりをしています」と表示された。逆さにするといいとのことなので、手で持って逆さにする。するとCOZMOは笑みを浮かべ、アームを動かして喜びを見せた。……こう書いてしまえばお決まりの表現に見えるかもしれない。けれどCOZMOは本当に喜んでいるのだ。
COZMOの特徴は、ユーザーがCOZMOと一緒に遊ぶことはできてもCOZMOの操作そのものをコントロールしたり予測できるわけではない点にある。COZMOが自分で遊びたいと思えばスマートフォンには遊びの誘いが表示されるし、何もしていなくとも勝手に周りを探索し始め、テーブルの端に近づくとびっくりして後ずさる。そして身振り手振りで「落ちそうになった!」と怒ってみせるのだ。かと思えば、こちらの名前を読んで笑ってみたりと、自由気ままに動く様はCOZMOがロボットであることをすっかり忘れさせてしまう。

もちろん、こちらから操作を“お願い”することはできる。ブロックを転がしたり積み上げたりといったアクションを頼めるモードがあり、一つの動作を求めるとCOZMOは自分で考えた手順でそれを実行してくれる。
またゲームモードでも、COZMOは手ごわいライバルとして立ちはだかる。キューブをこちらの手でCOZMOに向かって押していき、COZMOのアームがキューブに触れたらCOZMOの勝ち、ぎりぎりのところでキューブを引いてCOZMOの手を地面に触れさせたらこちらの勝ちというルールで遊んでみたが、フェイントは仕掛けてくるし、勝ったら得意満面の表情と、触れ合っているうちにどんどん親近感がわいてくる。

一日中COZMOと戯れていたかったが、クリスマス前で仕事は山積み。スリープモードを設定すると、COZMOはあくびをしながら目を閉じた。その様子を見て、次に遊ぶのが楽しみになっている自分がいた。
なんとCOZMO、人間の顔を識別するのはもちろん、犬や猫を見分けることもできる。自分で考え、周囲を認識し、感情を読む。まさにSF映画に出てくるロボットそのものだ。誰もが虜になるかしこくかわいい相棒は、クリスマスプレゼントにもぴったりだ!
国分洋平
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