性別がはっきりしないクラスメイトに困惑!“男子っぽさ”と“女子っぽさ”を兼ね備えた存在に「性別がわからなくても好き」【作者に聞く】

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性別不詳なクラスメイトがどうしても気になる…矢尾いっちょ(@1203Yao)

時にかわいく、時に凛々しいクラスメイトに心惹かれる少年。けれど、そのクラスメイトはどれだけ知り合っても「性別不詳」で……。
生物的な性別や自認するジェンダーなど、見かけや振る舞いだけではわからない人の性。どちらともつかない出で立ちのクラスメイトと、その性別がわからないまま好きになった少年の青春を描く創作漫画が、矢尾いっちょ( @1203Yao )さんのオリジナル作品「どっちかわからないクラスメイト」だ。2020年からX(旧Twitter)で発表をはじめ、現在はAmazon Kindleインディーズの無料電子書籍シリーズとして全5巻(2025年1月現在)が公開されている同シリーズ。作品のあらすじとともに、作者の矢尾いっちょさんに同作の制作背景についてインタビューした。

かわいくて凛々しい“あの子”の正体は?

矢尾いっちょ(@1203Yao)

矢尾いっちょ(@1203Yao)

矢尾いっちょ(@1203Yao)

主人公・正保(まさやす)が想いを寄せるクラスメイト、愛川マオは、見た目も振る舞いもどちらともつかない「性別不詳」の存在だ。性別を知りたい気持ちと、知ってしまうことで何かが変わる不安。その間で揺れながら、正保は「性別がわからなくても好きだ」という自分の気持ちに向き合っていくというストーリー。

本作「どっちかわからないクラスメイト」が生まれたきっかけについて、作者の矢尾いっちょさんに話を聞いてみると「もともと中性的なキャラクターに強く惹かれるところがありました。見た目として魅力的ですし、“どちらとも言い切れない存在”を描いてみたいという気持ちがずっとあったんです」と語ってくれた。そこから発想を広げ、「性別がはっきりしないクラスメイト」という設定を物語の軸に据えていったという。

愛川マオのキャラクターデザインも、作品の印象を大きく左右する要素の1つだ。かわいらしさと凛々しさが行き来する佇まいについては、かなり試行錯誤を重ねたそうで、「中性的なキャラクターをいくつも参考にしながら、髪型や表情を少しずつ固めていきました」と制作過程を振り返る。

また、本作では性別というデリケートなテーマを扱いながらも、全体のトーンはあくまで明るい。「できるだけ多くの人に読んでもらいたいので、雰囲気はコミカルにしています。でも、登場人物の気持ちや葛藤は茶化さず、真剣に描く。その両立を意識しながら物語を作っています」と語ってくれた。

性別というテーマに向き合いながら、軽やかでまっすぐな青春のきらめきを描いた本作。誰かを好きになる気持ちの形について少し立ち止まって考えてみたい人は、ぜひ読んでみてほしい。

取材協力:矢尾いっちょ(@1203Yao)

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