【スカッと漫画】「加害者の未来より、被害者の現在だろ」少年犯罪を擁護するコメンテーターを一喝した言葉が刺さる【作者に聞く】

東京ウォーカー(全国版)

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反逆コメンテーターエンドウさん(C)洋介犬/COMICSMART INC. 画像提供:KADOKAWA

昨今の社会問題について、誰も言えなかった言葉で鋭く切り込むコメンテーターのエンドウさん。「もし、こんなコメンテーターがいたら?」を描いた洋介犬( @yohsuken )さんの「反逆コメンテーターエンドウさん」が痛快だ。いじめ問題や少年犯罪、偏向報道やアンチにも正面から立ち向かう、世の中の理不尽への皮肉を込めたコメントが読者にびんびん響いている。

シミュレーションから生まれたキャラクターが社会を映す鏡になるまで

反逆コメンテーターエンドウさんの巻頭(C)洋介犬/COMICSMART INC. 画像提供:KADOKAWA

少年犯罪とコメンテーターエンドウさん(C)洋介犬/COMICSMART INC. 画像提供:KADOKAWA

いじめケアとコメンテーターエンドウさん(C)洋介犬/COMICSMART INC. 画像提供:KADOKAWA

本作「反逆コメンテーターエンドウさん」は、現代社会の空気を鋭く切り取る存在として読者の支持を集めているが、その出発点は極めて素朴な思考実験であった。「きっかけは7年ほど前にSNS投稿用に『もし忖度なしで凝り固まった定形のやりとりを無視するコメンテーターがいたらどうなるだろう?』という想定で描き始めました」と作者の洋介犬さんは語っており、このシミュレーション的手法はいまも創作の核に据えられているようだ。

「キラキラネーム」の回や「こどもハーネス」の回、「陰謀論」の回など読者さんの生活に微妙にマッチし、他人事でない回が反響が大きい一方で、予想以上に「優しい、泣ける話」に好感が寄せられた点を意外な発見として洋介犬さんは挙げている。

キャラクター造形に関しては、「中身のイメージはある古代中国の政治家、外見は評論家の須田慎一郎さんをモチーフにさせていただいております」と明かし、現実とフィクションの絶妙な距離感が作品に厚みを与えていることがうかがえる。洋介犬さん曰く、「テーマに沿ってエンドウさんやケンジロンがどう答えるか、アドリブで出た結果を整理している感じ」であり、「作者の意見と真逆なことをエンドウさんが言い出すことも多い」と語る姿勢は、単なる主張の代弁ではないことを示している。

ホラー漫画家としての顔も持つ洋介犬さんは、「外れたみんなの頭のネジ」や「ジゴサタ」といった実績に触れつつ、新作への意欲も示しており、本作はそのキャリアのなかで異彩を放ちながらも確かな必然性をもって生まれたことが理解できる。

取材協力:洋介犬(@yohsuken)

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