帰国後1カ月は「ハイ状態」に…?シャーマン修行を経たオカルト研究家に起きた、日常の激変【作者に聞く】
東京ウォーカー(全国版)
オカルト研究家・角由紀子さんが南米ペルーへシャーマン修行に向かった。「アヤワスカ」という植物を飲んでシャーマンの歌を聞いていると、なぜか体が勝手に動き出し、最後は歴史上の人物「中臣鎌足(なかとみのかまたり)」に乗り移られた!? 今回は、角さんが体当たりで精神世界を実体験し、漫画家グラハム子さん(@gura_hamuco)がポップに描く『オカルト異世界ばなし 宇宙と繋がる編』(竹書房)を紹介する。
誇張なし、淡々と描く「アヤワスカ」体験
第1話では、角さんがペルーのシピボ族のもとへ修行に向かった体験記が描かれる。「アヤワスカ」という植物の煎じ薬を飲み、シャーマンの歌を聞いていると、手足が勝手にピクピクと痙攣(けいれん)を始めた。自分の意志とは関係なく起き上がり、タバコを吸うような動作をする。そして、「誰か」に乗り移られている感覚に陥った。
角さんは「精神世界は怪しげに思われることが多いので、極力誇張表現を避け、実際に起きたことや感じたことだけを淡々と紡ぎました。地味な話で終わってもいいやという気持ちでしたが、グラハム子さんの画の力とリズムで、とてもおもしろくまとまりました」と語る。 作画を担当したグラハム子さんも「実体験のお話には力強さがあります。出来事に加え、そのときの心情や空気感まで表せました」と手応えを口にする。
シャーマン修行がもたらした変化
1巻と比べ、実際に時間とお金をかけて取材した内容が多いという本作。角さんはシャーマン修行について、「向き不向きはなく、やってみたいと思う気持ちが重要」と話す。 「動機は『人と違うことをしたい』でも結構です。ただ、最終的には自己探求や学びを目的とした旅に変化させることが重要。傲慢(ごうまん)な態度はあらゆる現象を遠ざけます。自分の考えを捨てて相手の世界に入ることで、見えてくるものが変わります」 ただし、悪徳シャーマンも存在するため、リサーチは念入りに行うべきだと注意を促す。
修行後の変化について、角さんは「帰国後1カ月くらいは体が軽く、ややハイな感じが不安になるほどでした」と振り返る。 「アヤワスカの世界を知ってから、葉っぱを大切にしようとか、もっと猫をかわいがろうとか、人間以外にも敬意を払うことが多くなりました。基本的にいい変化しか感じていません」
本作にはほかにも、「過去イチ」と言わしめた「ブッダ直伝の仏教修行」や、メキシコでのUFO目撃談など、不思議なオカルト現象が詰め込まれている。
取材協力:角由紀子(@sumichel0903)・グラハム子(@gura_hamuco)
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