友達の好きな人は「もうしんでいる」…軽い気持ちで始めた“こっくりさん”が招いた最悪の結末【作者に聞く】

東京ウォーカー(全国版)

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「◯◯ちゃんの好きな人は?」とこっくりさんに尋ねてみると、恐ろしすぎる答えが返ってきた…。画像提供:しろやぎ秋吾(@siroyagishugo)

暑い夏の到来に合わせ、ウォーカープラスでは背筋が冷えるホラー漫画を特集している。今回紹介するのは、しろやぎ秋吾さん (@siroyagishugo) による短編ホラー「こっくりさん」だ。軽い遊びの延長で始めたはずの儀式が、取り返しのつかない恐怖へと変わっていく——。

不吉すぎる回答が突き刺さる…フォロワーの体験談をもとにした恐怖

フォロワーさんの本当にあった怖い話「こっくりさん」01画像提供:しろやぎ秋吾(@siroyagishugo)

フォロワーさんの本当にあった怖い話「こっくりさん」02画像提供:しろやぎ秋吾(@siroyagishugo)

フォロワーさんの本当にあった怖い話「こっくりさん」03画像提供:しろやぎ秋吾(@siroyagishugo)

しろやぎ秋吾さんは、ブログやSNSに寄せられた体験談を漫画化して発表してきた作家だ。とくにホラー系の体験談は人気が高く、「フォロワーさんの本当にあった怖い話」(双葉社)として書籍化もされている。「こっくりさん」は、そのシリーズの一篇として描かれた作品である。

「おかえりください」が通じない…こっくりさんの異様な空気

物語のもとになった体験談では、投稿者の女性が小学生時代、友人たちとこっくりさんをすることになる。もともと乗り気ではなかった彼女は、早々に「おかえりください」と終わらせようとするが、返ってきた答えは「いいえ」。その時点ですでに、場の空気は異様なものへと変わっていく。

さらに、友人の意中の相手について質問すると、「もうしんでいる」という不気味な回答が示される。遊び半分で始めたはずのこっくりさんが、笑って済ませられない恐怖を露わにする瞬間だ。

“見えた気がした”怖さをどう描くか、しろやぎさんのこだわり

しろやぎさんは、体験談を描く際、「その人がどんなことを考え、どんなふうに怖さを感じたのか」を想像することを大切にしているという。実際の体験談は、霊の正体や明確な根拠が示されないことが多く、「見えた気がした」「何かを感じた気がした」という曖昧さを含んでいる。その曖昧さこそが、プロの怪談師による完成された怪談とは異なる、“身近さ”につながっていると感じているそうだ。

「怖い絵を描かずに、怖がらせる」ために

しろやぎさんは、ホラー以外にもさまざまなジャンルの体験談漫画を手がけているが、「怖い話」においては体験談選びをとくに重視しているという。また、あえて過剰に怖い絵を描かず、読者の想像力を刺激することで恐怖を生み出す点も、大きなこだわりのひとつだ。だからこそ「こっくりさん」は、派手な演出ではなく、じわじわと忍び寄る不安によって読者の背筋を冷やす。読後には、「遊びでもやるもんじゃない」という感想が自然と口をついて出てしまうはずだ。

取材協力:しろやぎ秋吾

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