祖母がボケた?入院中に押し付けられたシェアハウスの住人が、全員「働かない自称・神様」だった地獄【作者に聞く】
東京ウォーカー(全国版)
主人公の美兎(みう)は、入院した祖母からある秘密を打ち明けられる。「実はばあちゃん、美兎に内緒にしとることがあっての――」。なんと祖母が経営しているシェアハウスの住人は、人間ではなく「神様」なのだという。
夏野ばな菜さん(@NatsunoBanana)が描く漫画『山野荘の山野さん』は、そんな奇想天外な設定から始まるハートフル(?)コメディだ。
住人は「引きこもりニート」の神様?
祖母の認知症を疑った美兎だったが、「ボケとらん!正気じゃよ!!」と一喝されてしまう。祖母の入院中、美兎はしぶしぶ大家の仕事を代行することになった。「神様ってマジかな…」と半信半疑でシェアハウス「山野荘」へ向かうと、そこには本当にイケメンの神々が住まわれていたのだ!しかし、彼らはなぜか“引きこもり”のような生活を送っていて……。
作者の夏野ばな菜さんは、このユニークな設定についてこう語る。「作品を考えているうちに『神様も一方的に人間から願をかけられて、かなわなかったらダメな神様と失望されて。嫌になるだろうな…』と思ったのがきっかけです。そうしたら妙に神様に共感してしまって(笑)。『もうやだ…神様やめたい』って引きこもって仕事をしない神様もいるかも、と考えました」
十二支の神様も登場予定?
また、現代ならではの神様の働き方にも注目だ。「古事記の時代の神様ではリモートワークは無理だったけど、現代は電子機器や電波があって神様と相性がよさそうだから、Webを使えそうだなとイメージが膨らみました」確かに、姿を見せずに人々の願いにアクセスする神様の仕事は、ネット環境と親和性が高そうだ。
物語のラストは、これからもシェアハウスに傷ついた神様が入居してきそうな予感を残している。続編の構想について尋ねると、「そうなんです。巳(ヘビ)・戌(イヌ)と神様がいるので、安直ではありますが十二支で考えています」と夏野さん。「プライド高そうなインテリ眼鏡の神様とか、豊満ボディの女神様やゴスロリかわいい女神様などを考えています!主人公の美兎さんが切り盛りする、にぎやかな神様の住まいという構想を練っております!」
取材協力:夏野ばな菜(@NatsunoBanana)
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