冬の旭山動物園を回るベストな服装と便利なマメ知識教えます!
北海道ウォーカー
行動展示が有名な旭山動物園ですが、忘れちゃならないのが、“日本最北”の動物園であること。雪の中、「ペンギンの散歩」をはじめ、冬の寒さを生かした展示が見られるのも特徴です。

でも、普段から雪や寒さに慣れた降雪地に住んでいないと、「冬ってどんな格好をすればいいの?」「雪道って、どれだけ滑るの?」なんて、不安になりますよね。そんなわけで、北海道にしか暮らしたことのない道産子の私が、冬の園内を回るベストな服装をお伝えしますね。
旭山動物園がある旭川市は、北海道でも特に冷え込みが厳しいところ。札幌市民も旭川に行く時は、「絶対にここより寒い」と覚悟を決めて出発します。

旭川市の過去平均気温を見てみると、12月がマイナス4.3度、1月がマイナス7.5度、2月がマイナス6.5度、3月になるとちょっと暖かくなってマイナス1.8度。ちなみに、同じ時期の札幌平均気温は、12月がマイナス0.9度、1月がマイナス3.6度、2月がマイナス3.1度、3月が0.6度。札幌の倍以上、旭川市は寒いんです(データはすべて気象庁、1981年~2010年の過去気象データより)。
びっくりされた人もいるかもしれませんが、大丈夫ですよ。これはあくまで平均気温で、日中はもっと暖かくなります(1月の日中最高気温の平均はマイナス3.5度)。それに防寒着を着て園内をぐるぐる回ると体も温まってくるので、かなり陽が出ているときには少し汗ばむような時もあります。
この“防寒着”ですが、「上着(ダウンジャケットや厚手のコート、風を通さない厚いもの)」「マフラー」「耳あてorニット帽」「手袋」「雪道用の靴」をベースに用意するといいと思います。上半身にヒートテック的なものを二重に着ればいい、と考える人もいるかもですが、着ても1枚で十分です。着こむよりは、その日の気温に合わせて調節出来る格好のほうがオススメです。ただ、厚手の暖かいズボンは重宝すると思いますよ。女性の場合、薄手のストッキングはかなり寒いので、デニール数が高いものを選んでくださいね。また、雪や氷の地面に立っていると足元から冷えていくので、靴に入れるタイプのカイロは必須ですよ!
さて“足元”というフレーズが出ましたが、きっと「雪道」=「滑る」と不安に思う人も多いのではないですかね? 正確にいうと「雪道」というより「氷道」で、雪が溶けて固い氷の状態になったものがよく滑ります。

でも、安心してください! 動物園スタッフの皆さんが砂を撒いたり、雪かきをしたりして、だいぶ歩きやすいようになっています。

坂道にはマットが敷かれ、各所に工夫がされています。ただ、園内には傾斜も多く、滑り止めを考慮した「冬靴」を用意するのが重要。底がゴム製の、溝の深いものがいいですね。ちなみに、金属製スパイク付きの靴なんてのもありますが、けっこう雪が絡みついて、逆に歩きづらくなったりすることも。


旭山動物園では、滑り止め対策として靴に巻く「荒縄」の無料貸し出しを行っているので、ぜひ利用してみてください! 「荒縄」は、各門(正門、西門、東門、サポートセンター)にて貸し出ししています。結び方の看板も立っているので、参考にしてみてください。荒縄はバケツの中に入っていますよ。
また、園内には屋内休憩所が8か所あるので、暖を取りながら、無理せずゆっくり施設を巡るのがおすすめ。寒さ対策をしっかりして、冬の旭山動物園を楽しみましょう!

※写真提供:旭川市旭山動物園
旭川市旭山動物園 ■開園期間:冬期開園11月11日(土)~2018年4月8日(日)※12月30日(土)~2018年1月1日(祝)は休園 ■時間:冬期開園10:30~15:30※入園は~15:00 ■住所:旭川市東旭川町倉沼 ■電話:0166・36・1104 ■料金:大人820円、中学生以下無料
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