【静岡市VS浜松市】静岡市長と浜松市長、両市長がプレゼン!どちらの市が魅力的!?

東海ウォーカー

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静岡県の2大都市である静岡市と浜松市。両市を代表する市の顔、市長にインタビューを行った。政策は違うものの、市民がより生活しやすい環境づくりを考える思いは一緒! 今、2人が思うことを教えてもらった。

田辺市長が 語る静岡市の魅力!


「静岡市には、楽しいものがたくさんあります。そのなかでも、私が特にオススメしたいのは、“歴史”“イベント”“食”の3つです。」と自信満々に語るのは、静岡市長の田辺信宏氏。静岡市の魅力と今後の“町づくり”について以下のように語った。

2017年、大河ドラマで注目を集めた今川義元公がモデルの静岡市の非公式キャラ、今川さんと静岡市・田辺市長撮影協力・今川さん制作委員会


「静岡市は、今川氏、徳川家康公にゆかり深い地です。“歴史”を感じられるスポットとして、大御所・徳川家康公の終の棲家である『駿府城』の天守台発掘調査現場があります。江戸城よりも大きかったとされる天守台を、間近で見学できる全国でも珍しい試みで、城郭・歴史ファンからも大好評です。また、大河ドラマで注目を集めた今川義元公も忘れてはいけません。義元公が残した功績を顕彰するイベントなどを、2019年の生誕500年に向けて開催していきます。

駿府城跡天守台の発掘調査現場。駿府城公園にあり、見学は9:00~16:30(入場~16:00)。発掘現場の情報は「きゃっしる」で検索してみよう


続いては“イベント”。静岡市では『大道芸ワールドカップin静岡』をはじめ、世界中から人が集まる多彩なイベントを開催しています。今、私のイチオシは、5年前から実施している『富士山コスプレ世界大会』(通称 富士コス)です。クールジャパンが世界で注目される中、海外からの参加者も大勢います。“富士コス”は、静岡市のイベントの新しい顔になりますよ!現在、“まちは劇場!”と銘打ち、ヨーロッパの都市のように、歩くだけでわくわくドキドキする、訪れた人たちがリラックスして豊かな時間を過ごすことができる“まち”を目指しています。“まち”全体が劇場のように活気にあふれ、いつも楽しく、驚きと感動でいっぱい。そんなイベントを、たくさん開催していきます。

毎年、清水駅前銀座商店街で行われている「富士山コスプレ世界大会」の様子写真提供・富士山コスプレ世界大会


最後は“食”。静岡市にはおいしいものがたくさんありますが、特にオススメしたいのは桜えびですね。日本では駿河湾だけでしか水揚げされないオンリーワンのグルメです!静岡の桜えびを一度味わったら忘れられませんよ。定番のかき揚げもいいですが、個人的にオススメしたいのは、やはり生の桜えび。漁期(3月下旬~6月上旬、10月下旬~12月下旬)の時期に、地元静岡市だからこそできる贅沢な食べ方です。とろける生の桜えびは、世界でもオンリーワン!絶対にオススメです。

水揚げされたばかりの生桜えび。日本では駿河湾でのみ獲れ、旬は3月下旬~6月上旬頃と10月下旬~12月下旬頃の年2回


静岡市は“文化”“食”“アート”“歴史”など、いろいろな楽しみ方ができます。住むのはもちろん、遊びに来てもきっとあなたのお気に入りに出合えるはず!今後も皆さんに楽しんでもらえる“まち”づくりに力を入れていきます」

日本一暮らしやすい浜松は、本州最後の楽園


一方、「都市部と自然がこれほど近く、しかも調和しているエリアは、日本中を探してもありません」と豪語するのは、浜松市の鈴木康友市長だ。

【写真を見る】浜松市・鈴木市長と、全国的な人気を誇るゆるキャラ(R)の出世大名家康くん。「浜松は日本一!」と勝ちどきをあげる


「例えば、政令指定都市は全国に20都市ありますが、そのほとんどが県庁所在地か大都市近郊。例外は北九州と浜松の2市だけです。北九州は国の支援を受けて鉄鋼業で栄えましたが、浜松は国や県に頼らず、自力で産業と経済を発展させてきました。また約50km圏内に深い森が広がり、海、川、湖もあります。つまり、浜松はワークライフバランスに優れた国内唯一の都市だと思います。

出世城として知られる浜松城。現在は浜松城公園として整備され、市民の憩いの場にもなっている


なぜ浜松は自力で発展できたのか。最大の理由は、進取の気性に富んだ『やらまいか精神』です。失敗を恐れず、次代を切り開く気風が、本田宗一郎をはじめとする企業家を生み、バイク、車、楽器、光産業などの“ものづくり”を発展させてきました。農林水産業でも多くのパイオニアがいます。

出世のパワースポット・二公像と鈴木市長。像の間に立てば出世するという噂がSNSなどで話題に!


そもそも浜松は出世の街なんです。徳川家康は29歳から45歳の期間を浜松で過ごし、そこで蓄えた知見をもとに天下統一を果たしました。豊臣秀吉も浜松の松下氏に仕えていた時期があります。近年でも浜松に赴任した会社員が、その後に大出世したという逸話を耳にします。市内の旧引間城(現在の元城町東照宮)に立つ家康と秀吉の『二公像』は、2人の天下人による最強のパワースポットと評判になっています。

浜松まつりは毎年5月3日から5日にかけて開催。知名度と来場者数は共に全国屈指だ


そんな浜松の歴史、文化、気風を大切にしながら、総合的に産業を育て、人々がより安心して暮らせる街をつくっていくのが私の役目。将来は『世界のモデルになる特別自治市に』というビジョンも描いています。それは経済的自立とワークライフバランスが調和する美しい都市のイメージです。国や県に頼らず、自分のことは自分でやる。自主独立の特別自治市ですが、それくらいの気概が浜松人にはありますよ。笑う人がいるかもしれませんが、浜松人はいつの時代も逆境をはねのけて大事を成しとげてきました。だから夢は世界のモデル都市になること。豊かな雇用が豊かな生活を生み出す日本一暮らしやすい街、日本で一番仕事とレジャーの距離が近い街、そして日本一ストレスの少ない街を目指します。浜松ならできる!と私は信じています」と語った。

両者共に、熱い思いを語る静岡市の田辺市長、浜松市の鈴木市長。あなたが魅力を感じたのはどっち!?【東海ウォーカー】

淺野倫孝

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