エコ洗剤のパイオニア!「ヤシノミ洗剤」がこだわる環境への取り組み
関西ウォーカー
原料の産地からボトルまで肌と地球への優しさに満ちたエコ洗剤のパイオニア!「ヤシノミ洗剤」。人気の秘密と知られざる製造工程をご紹介!<※情報は関西ウォーカー(2016年8月9日発売号)より>

「ヤシノミ洗剤」(500mL・432円 ※詰替用は1000mL・486円)。肌と環境への優しさ、使い勝手を考えぬいたロングセラー。精製度が高い食品グレードの原料を精選し、野菜も洗える安心処方。※大阪工場では、詰替用を生産しています。
知られざる製造工程を紹介!

<1>原料の成分や調合バランスをチェック。ヤシの実由来の界面活性剤をはじめ、調達した原料の成分などを検査。各原料の調合のバランスが正しいかを確認して専用の釜へ。

<2>巨大な専用釜で原料を均一に混合。容量約10トンの大きな釜に、使用量を再度確認しながら原料を順次投入。常温で約2時間半、撹拌しながら原料を混ぜ合わせる。

<3>パッケージを傾けて泡立たないよう充填。混合した原料は充填機のホッパーへ供給。充填時に泡立つと封ができなくなるため、パッケージを傾けてなめらかに注入する。

<4>漏れなく密封して全国の店頭へ。熱で密封したパッケージを冷却。接着のミスや液漏れがないかを手で押して確認。箱詰めして、重量検査を経て出荷される。
「ヤシノミ洗剤」ヒットの裏側
発売以来、守り続ける洗浄成分の濃度は「16%」と、一般的な洗剤の半分以下!また、押した時に液が飛び散らないよう、試行錯誤を重ねたポンプヘッドの角度は「55度」に決まっている。

約10種を使用する原料は、調合のバランスが命。混ぜ合わせる時の比率は厳密にチェック!

売上の1%で、原料の一部を生産するボルネオの環境保全に取り組み、産地の環境にも配慮する。
地球と手肌に優しい、エコ洗剤のパイオニア!
日本各地で公害問題が顕著になり始めた1960~70年代、「モノをきれいにする洗剤が環境を汚すのは本末転倒」との創業者の思いから、1971年に誕生したヤシノミ洗剤。パーム核油(アブラヤシ)などが原料の「手肌と地球にやさしい」植物性洗剤は、自然分解しにくい石油系原料はもちろん、香料、着色料なども無添加で、当時としては画期的な台所用洗剤だった。
当初は業務用から始まったがクチコミで評判は広まり、1979年には同社初の家庭用として販売。のちに日本初のポンプ式ボトルと詰め替え用パックも開発し、ゴミの発生を抑える製品作りを先駆けて実践している。

「手荒れしない」との評価で定着したが、近年のエコ意識の高まりと共に再び注目を集め、新たなファンを獲得。その間も、原料のヤシの実の生産による熱帯雨林の急速な減少を受け、2004年から産地・ボルネオの環境保全活動を続けるなど、現在もエコ洗剤のパイオニアであり続ける。クリアなボトルの中には、目には見えない数々の“優しさ”が詰まっている。
「洗浄成分やボトルのデザイン、原料の産地や生産者にまで配慮したヤシノミ洗剤は、環境保全などの社会参加ができる商品として厚い支持を得ています」と、生産部次長の戸田和彦さん。
■サラヤ株式会社<住所:大阪市東住吉区湯里2-2-8 電話:06-6797-3111 創業:1952年 社長:更家悠介 事業内容:家庭用及び業務用衛生用品・機器、食品などの開発・製造・販売 従業員数:1770名(2015年10月現在)>【関西ウォーカー編集部】
編集部
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