車社会の田舎で「免許を取らない」という少数派の選択!その理由に共感の声が続々と集まる【作者に聞く】
東京ウォーカー(全国版)
近年、高齢者の運転免許証の返納に関する話題をよく耳にするが、若年層の車離れも加速しており、もともと運転免許を取得していない人も多い。ソニー損害保険が2026年1月に発表した調査報告書「2026年 20歳のカーライフ意識調査」によると、20歳の運転免許保有率は51.3%で、3年連続で下降しているという。今回紹介する漫画『運転免許』は、運転免許証を持っていない著者によるエッセイ漫画で、読者から共感の声が多く届いた。本作を読み、どう感じるだろうか?
本作『運転免許』を描いたのは、2024年11月にpixiv月例賞優秀賞を取ったmaxぽんぽん丸(@o0TM8mta5D4jom)さんである。彼女は運転免許を取得しておらず、その理由について詳しく作中で語られているが、「自分なりに理由があって免許なし生活を送っている」のだという。しかし地元は車社会の田舎だったため、免許証を持たない彼女は圧倒的に少数派で、「私は人間未満なのか…?」とまで悩んだこともあるという。しかし大人になっていろいろな人と話していくうちに、同じ考えの人も結構いることが判明し、最近はちょっと安心している。それでも、この先結婚して子どもが生まれた場合や、親の介護が始まった場合を考えると、現実的には運転免許は持っていたほうがいいのかもしれない…と悶々とすることも…。
本作を読んだ読者からは、「よかった、仲間がいた!取るだけ取ってペーパー派の方もいらっしゃいますが、それも難しいですよね。私も同じ悪夢いっぱい見ました」という同調する声や、「免許は持っていますが、絶対に運転しません。ミスが多いタイプなのでよくニュースで聞く『アクセルとブレーキを踏み間違えた』が他人事に思えません。人に怪我をさせるリスクを負ってまで運転したくないです。私には子どもがいますが、車運転しなくても普通に生活できていますよ〜」という“子持ち&車なし”の人からの生の声など、多くの声が寄せられた。また、車派の人からも、「私の居住地は車が必需品なので車に乗っていますが、都会の人よりも歩けないと思います。ほんの1キロでも車移動なので、年を取ったときに真っ先に歩けなくなるやつだと思います。よし悪しですね〜」という意見も届いた。
運転免許を巡って、多くの声が寄せられた本作について、maxぽんぽん丸さんに話を聞いてみた。
――田舎の車社会で運転免許を取らない決意をしたmaxぽんぽん丸さんですが、不便に思うことはないですか?
ありまくりですね!基本電車かバスでの移動になるので、時間の融通が利かないところが特に不便です。
――読者から共感の声が多く寄せられた本作。読者コメントを読んでいかがでしたか?
同じ状況にいる方々に共感してもらえてうれしかったです。今後も悩むと思いますが、同志がいるのは心強いです。
――漫画の作中でも描かれていましたが、車の免許を取らなかった場合の“最終手段”について教えてください。
シニアカー、ポニー、人力車または自転車など考えております。自動運転の車のニュースなどを聞くたび、「最終手段の選択肢は結構多いのかも」とワクワクします!
maxぽんぽん丸さんが最終手段に挙げているシニアカーは、運転免許証なしで誰でも乗れる乗り物だ。道路交通法上では「歩行者」として扱われるため、運転免許を返納した高齢者の次の“足”として期待できる。最高時速は6キロほどで歩行者の早歩きと同等の速度なので行動範囲は車より狭くなるものの、前カゴに5キロほどの荷物も入れられるので買い物の際には便利な乗り物だ。
maxぽんぽん丸さんはSNSにて素朴な日常漫画を投稿しているが、地味に笑いを誘う内容だったり、油断していると突如深い内容に刺されることもあったりと興味深い!2024年11月にpixiv月例賞優秀賞を取った作品『マグカップ』は読者の共感を誘い、「今、まさに同じことに気がついて距離を取っています」「わかる…刺さりました」「私は気がつくのに10年かかりました…」などの声が寄せられた。そのほかにも大きな共感を読んだ作品もあるので、ぜひ読んでみて。
取材協力:maxぽんぽん丸(@o0TM8mta5D4jom)
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