【Jリーグ】新監督アンジェ・ポステコグルーも登場! 2018横浜F・マリノス新体制発表会を完全レポート

横浜ウォーカー

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2017シーズンはリーグ戦5位、天皇杯準優勝など1年間を通じて常にトップ争いをしてきた横浜F・マリノスが、2018シーズンの新体制発表会を1月14日に日産ホールで行った。今回も2018トリコロールメンバーズ年間チケット会員より抽選などで選ばれたファン434人も招待され、マスコミ、ファン・サポーターの前での新メンバーのお披露目となった。また、会場外の日産ギャラリーでもパブリックビューイングをしており、こちらにはなんと約1,000人のファン・サポーターが集まっていた。

マリノスを優勝させるために来たと語ったアンジェ・ポステコグルー新監督や新加入選手が熱い思いを語った!


新監督のアンジェ・ポステコグルーと新加入7人選手が意気込む!


新体制発表会は、まずは代表取締役社長の古川宏一郎が2017シーズンの振り返りや、印象的なシーンを語った。また、ホームゲームでの総入場者数が421,068人とJリーグの全体でも3番目に多い人数だったことに触れ、ファン・サポーターのおかげですという感謝の気持ちを述べたほか、チーム最年長で奮闘してきた中澤祐二選手(DF)の努力や功績を称えていたのが印象的であった。

【写真を見る】横浜マリノス代表取締役社長の古川宏一郎氏が17シーズンの振り返りと18シーズンの取り組みを説明


次に登場したのが、チーム統括本部 スポーティング ダイレクターのアイザック・ドル。

アイザック・ドルによる18シーズンの熱弁にファンも興味津々


彼は、ファン・サポーターも来ているということもあり、あえて日本語で説明を。日本語で説明をしますと話すと、ファン・サポーターからは大きな拍手が鳴り響いた。そんな中、彼はステージ中央にあるスクリーンを使って、2018シーズンの強化ポイントを説明。前を向いてしかける回数を増やすことなど「もっと攻撃的なサッカーをする」ことや、ピッチ内で修正し対応をすることができる「リーダーシップを持ったプレー」、そしてすべての「スピードを高める」の3ポイントを上げて、ファン・サポーターにもわかりやすく説明をした。時折熱く語る姿に、みんな釘付けになり聞き入ってしまう。

アンジェ・ポステコグルー新監督が攻撃的なサッカーをすることを明快に宣言


そして、ファン・サポーターもマスコミも気になるアンジェ・ポステコグルー新監督が登場。登場すると会場からは大きな拍手が。そして新監督から飛び出した第一声は日本語で「こんにちは!」。それにファン・サポーターも「こんにちは」と返す。またすぐに、「短く終わりますので」と軽いジョークを言うと会場からは笑い声も聞こえ、早くファン・サポーターの心をつかみたいというアンジェ・ポステコグルー新監督の気持ちが出たようなシーンであった。

ここでは、横浜F・マリノスで監督ができることを光栄に思うことや責任感があること、自身が新しい場所やチームで自分の哲学である戦術が浸透しよい結果が出るようにすることを楽しみにしていると話す。そして、「他チームはリスペクトはしているけど、恐れるチームは1つもなく、ほかのチームが横浜F・マリノスを恐れるようなチームにします」と宣言、また「この2018シーズンが後世にまで語り尽くされるようなものにする」と力強く話すとサポーターから大きな拍手が沸いた。

ヘッドコーチのピーター・クラモフスキー(右)とフィジカルコーチのグレゴリー・ジョン・キング(左)


アンジェ・ポステコグルー監督を支えるヘッドコーチのピーター・クラモフスキーとフジカルコーチのグレゴリー・ジョン・キングも登場。成功のために頑張っていきたいと話した。

新加入選手は観客席を通って一人ずつ登場!


そしていよいよ新加入選手が登場。柏レイソルから移籍してきた大津祐樹選手を筆頭に、韓国代表にも選ばれているユン・イルロク選手、U-17日本代表の西山大雅(たいが)選手、名門の鹿児島城西高から入った生駒 仁選手、U-18日本代表の堀 研太選手、U-20日本代表候補にも選ばれた山田康太選手、履正社高校で活躍した町野修斗選手が客席から一人ずつ降りてくるという演出で、ファン・サポーターも興奮。登壇すると意気込みやセールスポイントなどを語った。


新加入の意気込みを語った。ユン・イルロク選手は日本でプレーしたかったと語った


いよいよ新ユニフォームがファンの前でお披露目に


一度選手たちが舞台から降りると、新ユニフォームの発表! テーマは「AGE OF DISCOVERY」で、チーム誕生25年の節目を終え、新たな冒険への船出を切ったチームをあと押しするもので、ホームでは横浜の海のたたずまいを表現したような濃いブルーが印象的。また、アウェーでは、マリンボーダーを用いて表現、そしてゴールキーパー用では、勝利に向けられた壮大なエネルギーがグリーンのカラーに込められているという。ホームユニフォームを着た山田選手は「濃いブルーが印象的ですね。プレーもユニフォーム同様にかっこよくできたらいいな」とやや緊張気味に語った。そしてアウェーユニフォームを着た堀選手は、「とてもかわいいデザインだから、街の中で着てもみんなかわいいって言ってくれるんじゃないかな?」と少し照れながら話すと会場からは笑い声も。さらにMCのtvkアナウンサーのトーマス・サリーさんから、「どのようなコーディネートがよりいいですか?」と質問をされると、「会場ではみんなが飛び跳ねたりして応援してくれたらうれしいので、下はスウェットとかで…」と話すと会場は大爆笑に。小柄でいつもニコニコとしている堀選手は、すでにチームのムードメーカーのような雰囲気で、早くも多くのサポーターの心もつかんだようだ。そしてゴールキーパー用は、昨年も登場した原田 岳選手が特別に登場。新しいユニフォームの感想を聞かれると「とても新鮮で発色がすごいパワーを感じます。また、今年は脇のところがゆったりとしているのでとても動き安いので、ユニフォームの力も借りて、飛んでくるシュートを全部止めるつもりで頑張ります」と笑顔で話すと、大きな拍手が沸いた。最後にMCから「わざわざお休みのところかけつけていただきました」と言われると、会場は大爆笑に。また、この新ユニフォームは当日の16時~オンラインショップで販売も開始されたので要チェックだ。

バックプリントも見せると大歓声が!


新ユニフォームに着替えて選手が再び登場


ファンから事前に質問を募集をしていた質問コーナー。毎年恒例のあの質問も!


その後は、新加入選手全員が新ユニフォームに着替えて登場!ここでは、事前に公式TwitterとFacebookで募集していた選手への質問から選ばれた内容を選手へ聞くコーナーへ。

1つ目の質問は「憧れの選手」。まずは大津選手が「中澤選手です」と答えると会場からは「お~~!」という声が。ユン・イルロク選手は「小さいころから見ていて憧れだった」という横浜F・マリノスでも活躍したアン・ジョンファン選手をあげ、堀選手も元横浜F・マリノスの顔とも言える松田直樹選手の名前を言うなど、みんなさまざまな選手の名前を挙げた。また山田選手はレアル・マドリードのルカ・モドリッチ選手を、町野選手はスウェーデンを代表するズラタン・イブラヒモビッチ選手の名前を挙げるなど、若い選手らしい世界に目を向けた発言も飛び出した。ちなみに、山田選手がルカ・モドリッチ選手を挙げた理由に「自分とプレースタイルが似ているので」と話すと会場からは「おおおおっ!」という期待も込めたどよめきが起こっていた。

2つ目は「サポーターの人からどのように呼んでほしいか」という質問。多くの選手が下の名前などを言うなか、堀選手は笑顔で「ホリケン」でと話し、会場から爆笑を誘っていた。ここでもムードメーカーの一面が見えていた。

3つ目は、なぜか毎年出てくるという「好きな寿司ネタ」。すると、すかさず大津選手が「僕は好きよりも焼肉派です」と切り返した。ユン・イルロク選手はサーモンなどと話し、西山選手は「甘ダレが好き」という理由で「アナゴ」、堀選手は「ビンチョウマグロ」、山田選手も「一緒に付いていることの多いシソが好きなので」という理由で「エンガワ」という、かなり個性のある回答の連発で会場を沸かした。

最後はサポーターと一緒に記念撮影


多くの笑いと共に和やかに終わった質問コーナーで今回の新体制発表会も終了に。最後はファン・サポーターと共に記念撮影。和やかながらも横浜F・マリノスの一員になるという強い気持ちが選手からは伝わってきた「2018横浜F・マリノス新体制発表会」。

監督就任会見では戦術などの質問が飛び出した


「2018横浜F・マリノス新体制発表会」終了後、約1時間のインターバル後にはマスコミ向けに行われたアンジェ・ポステコグルー新監督の就任記者会見が行われた。ここでは横浜F・マリノスの印象や、どのような戦略で戦うのかなど多くの質問が出た。特に監督も「オーストラリアの人も聞きたいであろう答えだが、私がワールドカップ出場を決めたオーストラリア監督を辞めてまで横浜F・マリノスの監督になったのは、新たな場所でチャレンジをしたかったからだ。年間を通してチームを作っていくということは大きなチャレンジだがしたかったし、できると確信している」と力強い言葉で述べたことに、並々ならぬ覚悟があると実感。また、「自分が目指すのは攻撃的なチームだし、その基盤はすでに横浜F・マリノスにはある」と話し、早くもかなりの手応えはつかんでいるようで、新シーズンが楽しみになってきた。

新加入選手および新背番号も発表され、新たな船出となった横浜F・マリノス。まずは、2月25日(日)のJリーグ開幕戦(Jリーグは2月23日開幕)にあたるセレッソ大阪戦へ向けて、そして今年ことはタイトル奪取へ期待は高まるばかりだ。

【選手の新背番号】

<GK>

21 飯倉大樹

30 鈴木彩貴

31 杉本大地

32 原田 岳

<DF>

2  ミロシュ・デゲネク(34から変更)

4  栗原勇蔵

13 金井貢史

22 中澤佑二

23 下平 匠

24 山中亮輔

27 松原 健

34 西山大雅(46から変更※ユースから昇格)

36 生駒 仁(新加入)

<MF>

5  喜田拓也

6  扇原貴宏

8  中町公祐

11 遠藤渓太(18から変更)

14 天野 純

25 ユン・イルロク(新加入)

26 イッペイ・シノヅカ(37から変更)

33 ダビド・バブンスキー

35 吉尾海夏

37 堀 研太(44から変更※ユースから昇格)

38 山田康太(41から変更※ユースから昇格)

<FW>

7  ウーゴ・ヴィエイラ

9  大津祐樹(柏レイソルから移籍)

16 伊藤 翔

19 仲川輝人(アビスパ福岡から復帰)

29 和田昌士(レノファ山口から復帰)

39 町野修斗(新加入)





横浜ウォーカー編集部

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