横浜出身！ 注目シンガーソングライター関取 花さんが、最新曲＆ジモト横浜を語る！【前編】

数々のバラエティ番組にも出演するシンガーソングライター関取 花さん。最新曲＆横浜の思い出は？

魅きつける楽曲と歌声はもちろん、ライブ時のMCにも定評があり、「女さだまさし」などと称される、横浜出身のシンガーソングライター関取 花(せきとり はな)。2017年はアルバム「君によく似た人がいる」を発表し、音楽活動の評価が高まるなか、バラエティ番組「行列のできる法律相談所」「今夜くらべてみました」「ニノさん」(以上、日本テレビ)、「タモリ倶楽部」(テレビ朝日)などへの出演で存在感を示し、そのキャラクターにも注目が集まった。現在、2018年早々に発表するニューシングル「朝」が、アメリカで放送中のフジテレビ系ニュース情報番組「FCI News Catch!」のテーマ曲としてオンエア中だが、同曲をはじめ、ジモト横浜の話を聞いてきた。

――2017年は、音楽活動はもちろんですが、そのキャラを生かして、テレビのバラエティ番組などにもしばしば出演されて、飛躍の年だったのでは。

関取　いただける仕事は全力で頑張っています。番組の収録はアドレナリンもめちゃめちゃ出るし、収録後、何を話したのか全く覚えていなかったりするんです。何回出ても慣れないし、テレビに出る中で葛藤もあるんですけど……私、すごくミーハーなんですよ。「ああ、芸能人だ！」って思ったりしながら出ています（笑）。

――出演番組の中には「東京に慣れない」というトークテーマのものもありましたが、横浜出身者ってそういうところがあるなと思うんですよね。

関取　そうですよね。横浜の人って、一生東京に慣れない人種な気がしているんですよ。私もいまだに慣れないし、何なんですかね（笑）。テレビとかに出させていただく時は、「(関取 花＝)ひがみソングの〜」とかって言われているんですが……羨望じゃなく、ひがみっていう。そこには、横浜愛はあっても、横浜市民が東京に抱く超微妙なニュアンスと同じようなものがあるかもしれないですね。

――関取さんのひがみソングは、「あるある」を誘って、「言ってくれてありがとう」みたいな感じになりますけどね。ちなみに、なじみのスポットはどこですか？

関取　通っていた学校が10年間、中・高・大と湘南台だったので、江の島にいくか横浜にいくかでした。高校生のころは、ほとんど横浜〜みなとみらいで、何をするでもなく、いかにお金をかけないで楽しく過ごすか、でしたね。今だとインスタ映えするお店とか、パンケーキを食べに行こうとかあると思うんですけど、私たちは、そこらへんにある銅像といかに同じポーズを撮れるかって写メを撮り合ったり(笑)。あとは、すっごくベタで恥ずかしいんですけど、初めて付き合った人と行ったのは、よこはまコスモワールドの観覧車でした。地元民の感覚としては、デートといったら、みんなコスモワールドに行くんでしょって、シャレの感じがあるんですが、海が見えるところで告白されて(笑)。横浜赤レンガ倉庫のスケートリンクとか、「横浜オクトーバーフェスト」にも行きました！(→後編へ続く）

【横浜ウォーカー】

取材・文=古城久美子、撮影=山本佳代子