「Bean to Bar」の店がついに札幌にも!「SATURDAYS CHOCOLATE FACTORY CAFE」
北海道ウォーカー
皆さんは「Bean to Bar」という言葉をご存じですか?「Bean to Bar」とはカカオ豆の状態からチョコレートになるまでの作業を、ひとつの工房で行う手作りチョコのこと。近年のクラフトブームで数年前にアメリカで最初の「Bean to Bar」の工房が生まれたといわれていて、日本でも東京に専門店が続々と登場しています。今回は、札幌の「Bean to Bar」一号店をご紹介します。

「SATURDAYS CHOCOLATE FACTORY CAFE」は中央区南2東2にある複合施設「Salmon」の1Fにあります。ショップにはチョコレートを手作りするファクトリーとカフェが併設されています。実際の製造工程を見学できたり、チョコレートをドリンクとして楽しむこともできます。チョコレートは「ピュア」「イマジン」「バープラス」「ブリックス」の4つのシリーズで構成されています。

「ピュア」は産地の異なる豆を純粋に楽しめるよう、必要最低限のカカオ豆とキビ砂糖だけで仕上げたチョコレートシリーズ。豆の特徴に合わせ焙煎の時間や温度を変えることで、豆の産地による違いを楽しむことができます。中でも人気は、パンチの効いたナッツフレーバーが特徴の「ガーナ70」です。

「イマジン」はカカオバターを加えた、なめらかな口溶けが特徴のシリーズ。「ニカラグア・チュノ」はニカラグアの在来種「チュノ」だけで仕上げたスペシャルなチョコレートです。濃厚なナッツのフレーバーと、オレンジピールの甘酸っぱさ、ほのかな苦みが味わえます。

イマジンシリーズの定番商品“Ghana 64”をベースに、北海道の素材やドライフルーツなどを掛け合わせた「バー・プラス」。その中でも北海道の有名店とコラボレーションした“コラボレーションシリーズ”から一枚ご紹介します。「玄米パフ」は札幌市内の日本茶専門店「玉翠園」の炒り玄米とハトムギを使用。鼻を抜ける炒り玄米の香ばしい香りと、パフのザクザクとした食感が楽しい1枚です。

北海道産の生クリーム、無塩バターを使い、北海道のレンガをイメージして名づけられた「ブリックス」。季節や数量限定の商品が多いので注意です。夏から秋にかけて販売している「ハニー」はガーナをベースのカカオに蜂蜜で甘味を付けた数量限定の人気商品。なめらかな口溶けの中から、蜂蜜の自然な甘さが香る優しい味わいのチョコレートです。

チーフバリスタの長崎さんは「札幌は冷涼な気候からチョコレート作りにとても適した地といわれています。ここから世界基準の物を生み出したい、というのが私たちの目標です」と言います。奥の工房はガラス張りになっているので、誰でも自由に見学することが可能。どうやってチョコが出来ていくのかに触れられるのもこの店の魅力です。

オシャレなデザインは店内だけでなく、商品パッケージも。ドイツやイギリスなど世界中から集めた壁紙を元にオーナー自らがデザインを決めているのだそう。滞在しているだけでも楽しいこの店なら、より素敵な手みやげが選べそうですね。
SATURDAYS CHOCOLATE FACTORY CAFE ■住所:札幌市中央区南2東2-7-1 Salmon 1F ■電話:011・208・2750 ■時間:10:00~18:30 ■休み:水曜 ■席数:10席(禁煙)
張山幹夫
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