10神アクター・関岡マークが感動!憧れの墨絵アーティスト・西元祐貴の個展に行ってみた!
九州ウォーカー
福岡アジア美術館で大好評開催中の西元祐貴の初個展「龍のキセキ」。世界から注目を集める墨絵アーティストの作品を一目見ようと、開催から10日間で来場者数1万人を超えるなど、大盛況となっている。
そんな西元祐貴の世界をぜひこの目で見たい!と、いてもたってもいられなくなったのは、九州を中心に活動するエンターテインメント集団「10神ACTOR(テンジンアクター)」のメンバー、関岡マーク。高校、大学で美術を学び、“10神ACTORのピカソ”の異名をもつマークが、アーティスト目線で西元祐貴の世界に触れてみた。

「西元さんの作品を見たときは衝撃でした。この個展絶対に来たかったんです!」
と、いきなりテンション高め。それもそのはず、絵画(油絵)だけでなく書道も嗜むマークは、ワンマンライブで墨絵を披露したことがあるのだが、それは西元氏に影響を受けてのこと。マークにとって、西元氏はまさしく憧れの存在なのだ。
だがしかし。直前まで西元氏本人に会えると思っていたらしく、「今日その予定はない」とドライに伝えられると、やや意気消沈。とはいえ、この個展では西元氏の分身ともいえる100点もの作品を展示。気を取り直して鑑賞するとしよう。
躍動感あふれる作品に夢中!これぞ西元祐貴の世界

「すごい…」
「すごい…」
作品を目の前にするや否や、感動を隠せず溜め息交じりにそう繰り返すマーク。さっきまでの爽やかな笑顔が一転、真剣な眼差しで食い入るように作品を見つめる。


西元氏が得意とするアスリートを題材とした作品では、あふれんばかりの躍動感や力強さを絶賛。「筋肉の動きまで伝わってくるみたいです!それに線の強弱のつけ方も絶妙だし、立体感がものすごい。白と黒の濃淡だけですよ…」と感心しきり。

傑作がそろう今回の展示のなかでも、マーク一番のお気に入りだったのが、武者や武将をモチーフとした作品群。フィリピン出身のマークにとって、甲冑や刀、鎧武者はやっぱり日本らしさ、日本の“かっこよさ”の象徴。「めっちゃカッコいいです!THE・日本!」と興奮気味。

そんな興奮冷めやらぬなか、会場の奥に行くと、いよいよ最大の目玉展示である30mもの巨大龍が登場。「こんな墨絵見たことないですよ。迫力が圧倒的!」と目を丸くする。

巨大龍を鑑賞中、時折、絵をなぞるような仕草を見せるマーク。若き天才の大作に触れ、創作意欲がかきたてられているのだろうか。
また、西元氏が下書きをしないこと、作品はすべて失敗のきかない一発勝負の産物であることを聞くと「え!?」と絶句。「僕が絵を描くときは何度も何度も下書きします。一発勝負…怖い(笑)」と苦笑い。

そのほか、女性を描いた作品には「こんなしなやかな線も描けるんですね!」と他の作品とのギャップ、作風の幅広さに驚いた様子。艶やかな美人画の数々の思わずうっとりした表情を見せる。



すっかり西元祐貴の世界に魅せられたマーク。会場に設置されたメッセージボードに個展の感想、西元氏への思いを残し、さらには誰に促されるまでもなく、自腹で画集をお買い上げ。新しいおもちゃを手に入れた子どもように目をキラキラと輝かせていた。
最後に、個展の感想を聞いてみた。
「本当に圧倒されました…。実物の迫力や躍動感は予想以上。白と黒のみであれだけのものを描く表現力に脱帽です。いやあ…ご本人に会いたかったなあ」
と、遠い目で西元氏に思いを馳せるマーク。また、今回の体験が芸術家魂に火を点けたようで、「インスピレーション(発音抜群!!笑)を受けました!また墨絵に挑戦してみます」と宣言。次のライブでは一皮むけたマーク画伯の墨絵パフォーマンスが見られるかも?

【九州ウォーカー編集部/文=前田健志(パンフィールド)/撮影=山辺 学】
前田健志
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