いよいよ本日から!「沖縄国際映画祭」カウントダウンイベントの魅力は?
東京ウォーカー(全国版)
3月24日(水)から開催される「第2回 沖縄国際映画祭」を前に、本日3月20日〜23日(火)まで「パレットくもじ」前広場(那覇市久茂地)と「桜坂劇場」でカウントイベントがスタートする。今回、この映画祭の魅力について、沖縄映画界を代表する「桜坂劇場」のプログラムディレクター・真喜屋力氏に話を聞いた。
――まず、沖縄で“国際映画祭”が行われることについてどう思われますか?
真喜屋「刺激があっていいと思います。映画館とか劇場っていうもの自体が、外の物を持ってくるのが仕事なので。沖縄の文化もいいんだけど、よその文化を見て楽しんだり、それでまた自分たちの文化を豊かにしていく、吸収していく。今回みたいにゲストもちゃんと呼んで、未公開作品、まだ公開の予定がない作品を上映できるのがいいですね。映画祭はそれのデッカイ“打ち上げ花火”みたいなもので、それでまたいろんな人が映画に興味を持って、終わった後も(興味を)残してくれたら。そういう人が1人でも増えていくとうれしいです。そういう風に広がるきっかけになってほしいですね」
――今回は那覇市でも行われますね。
真喜屋「いいですね。映画祭は大体そうですけど、“まちの映画祭”ってあっちこっちスクリーンを使ってやるし。本土から来た人たちも、回遊する感じで『この町に来た!』っていう、むしろスクリーンだけ見るんじゃなくて、町の雰囲気を味わいながらっていうのはいいと思うんですよ」
――映画祭のテーマは昨年に引き続き「Laugh&Peace」。このテーマについてはいかがですか?
真喜屋「“笑い”は、言ってしまえばどんな映画にもある要素で、変な話、『母なる証明』もコメディーだって言っても成立するくらい深いもの。喜怒哀楽が絶対あって、笑いの部分を強調されているのが“コメディー”だと思う。やっぱり取っつきやすいし、幅も広いので、いいなあと思います。“笑い”ってくくりで、逆に風刺の効いたキツイものも入れられるし、ドタバタの楽しいのもあるし。“笑い”と言いながら、笑うからこそ泣ける映画っていうか。笑わせるってことは感情移入させることなんですよね。だから、泣かせたかったらまず笑わせないと。悲しい話ばっかりしてると『なんだこれ〜』って感じになってくるし、理屈で泣かせることになる。バカバカしいのってそういうことを考えずに楽しめるからいいと思います」
――最後に「桜坂劇場」で上映される映画祭プログラムの見どころを教えてください。
真喜屋「オープニングは、“特別上映”ということで去年の映画祭で公開された、ガレッジセールのゴリが監督した『南の島のフリムン』を凱旋上映します。そのあとは、『YOSHIMOTO DIRECTOR’S 100』で、芸人さんがたくさん舞台挨拶に来てくれるんですけど、芸人というか“監督”として来るので、そういう側面も楽しめたり、生で見られるというのも面白いんじゃないかなと。後半は、森繁久彌さんの特集とか、日本のコメディーとか、回顧上映的な、掘り起こして観る感じの面白さがあります。前半は、作った人に会える、後半は、映画の歴史をたどるという意味があります。上映は無料で、整理券の配布は上映の1時間前からなのでお忘れなく(笑)」
大人から子どもまで楽しめる“地域密着型”の映画祭として、昨年から始まった「沖縄国際映画祭」。カウントダウンイベントも含め9日間とスケールアップした第2回も期待できそうだ。【東京ウォーカー】
この記事の画像一覧(全8枚)
キーワード
テーマWalker
テーマ別特集をチェック
季節特集
季節を感じる人気のスポットやイベントを紹介
全国約900件の花火大会を掲載。2025年の開催日、中止・延期情報や人気ランキングなどをお届け!
ゴールデンウィーク期間中に開催する全国のイベントを大紹介!エリアや日付、カテゴリ別で探せる!
おでかけ特集
今注目のスポットや話題のアクティビティ情報をお届け
キャンプ場、グランピングからBBQ、アスレチックまで!非日常体験を存分に堪能できるアウトドアスポットを紹介