おしくらまんじゅう!? 旭山動物園で冬の寒さをしのぐ“サルだんご”

北海道ウォーカー

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通称“サルだんご”。もちろん、食べるほうの団子じゃないですよ。これは、サルがぎゅっとダンゴのように集まり、暖をとる光景のこと。

旭山動物園/特に寒い日に見られる、通称“サルダンゴ”(C)旭川市旭山動物園


冬になると旭山動物園の「さる山」でも、この“サルだんご”風景が見られるようになります。「おしくらまんじゅう」なんて遊びを思い出しますが、背中で押し合うんじゃなく、顔側からぎゅぎゅっと真ん中に向かって集合。この密着度、ほんと暖かそう……。

旭山動物園/「さる山」にいる子ザル(C)旭川市旭山動物園


ニホンザルは北海道以外の日本各地に生息し、ヒトを除くサルの仲間でもっとも北に生息する種。青森県下北半島にいるニホンザルが「北限のサル」と呼ばれています。ちなみに、こういった生態から英語で「Snow Monkey」と呼ぶこともあるそう。そんなわけでもともと寒さには強いんですが、あまりに寒い日にはこういった“サルだんご”を作るんです。

旭山動物園/サルだんご(C)旭川市旭山動物園


寒さに強いというだけあって、日差しがある日などは逆に日光浴をしていたり、遊んでいたり、必ずしもダンゴにはなっていないそう。厚着をしてカイロを持ってそれでも「寒い寒い」言ってる人間よりよっぽどたくましいです……。

旭山動物園/日光浴をしているサル(C)旭川市旭山動物園


旭山動物園/「さる山」の遊具で遊ぶサル(C)旭川市旭山動物園


旭山動物園/「さる山」の“サルだんご”(C)旭川市旭山動物園


ちょうど極寒な日に来園して運よく“サルだんご”を見られたとしても、「え? なんかイメージしてたのより少ない……」なんてがっかりしないでくださいね。ニホンザルは数頭のオスとメス、子供からなる群れで生活しています。「さる山」にもそういったグループがいくつかあって、それぞれ群れで分かれて“サルだんご”を形成しているそう。なので、“「さる山」全体のサルだんご”というのは存在せず、4~6頭で構成されるダンゴが数個あったり、もう少し頭数の多い大きめの“サルだんご”が形成されるのだとか。

旭山動物園/「さる山」に出来た、2つの“サルだんご”(C)旭川市旭山動物園


旭山動物園/子ザルを抱いて暖める母ザル(C)旭川市旭山動物園


数頭で身を寄せ合ったり、母ザルが子ザルを寒さから守るように抱いていたり、冬の寒い時期にしか見られない光景です。防寒対策をしっかりして、いざ冬の旭山動物園へ! 

※写真提供:旭川市旭山動物園

旭川市旭山動物園 ■開園期間:冬期開園11月11日(土)~2018年4月8日(日)※12月30日(土)~2018年1月1日(祝)は休園 ■時間:冬期開園10:30~15:30※入園は~15:00 ■住所:旭川市東旭川町倉沼 ■電話:0166・36・1104 ■料金:大人820円、中学生以下無料

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