城田 優、初めてのタップでクールなギャングに挑む!

関西ウォーカー

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1994年公開のウディ・アレンの映画「ブロードウェイと銃弾」。それを自らミュージカル化、2014年にブロードウェイで上演した作品を福田雄一の演出で日本初上演する。禁酒法時代の曲をアレンジした軽快な音楽に乗せ、売れない劇作家・デビッドとギャングのボディガード・チーチを軸に繰り広げるコメディ・ミュージカルだ。

クールでかっこいいチーチ役に挑む城田 優撮影=大西二士男


ブロードウェイでの成功を夢見るデビッドに、プロデューサーが見つけてきた出資者はギャングの親玉。条件は才能ゼロの自分の愛人を主演にすることで、部下のチーチまで監視役に送り込んでくる。てんやわんやの騒ぎの中で見せる、ショー・ビジネス界の裏側。最後まで目が離せないスリリングな展開に、笑いとソング&ダンスがたっぷり。真面目で優しいデビッドに浦井健治、クールでかっこいいチーチに城田 優、両名ともにハマリ役でコンビを組む。「4Stars 2017」で成長ぶりを見せた城田 優が取材会に臨んだ。

【決める時は直感】

「出演は直感で決めます。僕は直感で生きてるんで。一回言ったら絶対やるし、やらないって言ったらやらない。徹底してます。はっきりと生きていきたいから。チーチも直感で決めました。そして、おもしろくなるという直観があります。福田×浦井×城田、さらに今回の出演者は皆さん福田作品の常連さんで、素晴らしくおもしろい方たちがそろっています」

【初めてのタップダンス】

「タップは直感的にヤバイです(笑)。初めてなので練習するしかないんですよね。そこが自分の中で、今回一番頑張らなきゃいけないところだなと思ってます。今まで、いわゆる踊るミュージカルのようなものにご縁がなかったというか、「ロミオ&ジュリエット」で1曲踊るぐらいだったので。でも、舞台に立ってお客様に見ていただくうえで、やらなきゃいけないこととして回数をこなす、時間をかける。それは徹底してやってます。『ロミジュリ』のダンスも、何百回も練習しましたね。お客様に素敵なものを届けるためには、どうしたらいいか。回数しかないです、うまい下手は置いといて。今回はタップに相当な時間をかけるんじゃないかな、と言っても1か月しかない…。この、僕が一番ヤバイと思ってるタップの部分が、作品の中で確実に見せ場になると思う。そういった意味では、そこもおもしろいと思っていただける要素の一つになるんじゃないかな」

【福田作品の魅力】

「翻訳ものは難しいです。コメディになると、よりいっそうハードルが高くなる。福田さんのすごいところは、日本人がわかるようにおもしろくするというところだと思うし、そこが支持されているんだと思う。福田さんとはドラマと映画しかやってないですけど、福田作品の魅力は自由なところですね。とにかくそれがおもしろければいいという考えをされている方です」

ミュージカル「ブロードウェイと銃弾」は3月に梅田芸術劇場メインホールで上演


【作品の見どころ】

「『ブロードウェイと銃弾』の映画を拝見しました。おもしろかったです。個性豊かなキャラクターとストーリーの伏線が、最終的につながっていくのがすごくおもしろい。過食症の名優がいたり、ずっと犬を持っているおばちゃんがいたり、ヘタクソな女優がいるとか。そういう個々のキャラクターの濃さも。そこをデビッドがどう真ん中で立ち回るかっていうのが、この作品の見どころだと思います」

【チーチという役柄】

「チーチは、そこに存在するだけでおもしろい。斜に構えて“こうやれよ”って言っている、ふざけない感じがおもしろい。僕の見た目だけでチーチが成立してしまう部分もあるかもしれないのですが、そこにちゃんとおもしろいキャラクターを作っていけるかどうかが、城田 優の役者としての成長だと思う。好みはありますけど、観に来た人たちに確実に“城田君が一番カッコよかった”と言われるミュージカルにしますよ」

【今回の課題】

「もちろんタップです。タップダンスにおいて自分がどこまでたどり着けるかがすべてだと思っています。観に来てくれたお客様が、城田君カッコイイとおっしゃってくださるようなゴールにたどり着くには、歌よし、見た目よし、ダンスよしってなると完璧じゃないですか。客観的に見て、城田 優が踊れたら最強だと思うんですよ、僕(笑)」

今回の課題はタップダンスだと話す城田撮影=大西二士男


【舞台の観方】

「作品のクオリティとしては、東京で約1か月こなしてからの大阪公演なので、東京公演とはまた違うおもしろさが出てくると思います。僕は、どの作品もほんとにおもしろいと思ったものは初日、中日、千穐楽と、時期をずらして観るべきだと思うんです。3回観るとどんな変化があったのかすべてわかる。千穐楽は人気だから先に取っておいた方がいいとは思うんですけど、僕がお客さんだったら、まず前半の日程で観て、中日買って、千穐楽付近の日程でも観ます。これはオススメです」

【オススメの理由】

「ミュージカルの入口としては最適な作品じゃないかと思います。もともと映画があって、その物語がおもしろいからミュージカルになっている。そういう作品であり、かつ、福田雄一という、今、日本でコメディを撮らせたら一番おもしろいと言われてる人が演出をする。この2つの融合ですから」

【関西で行く店】

「京橋の焼肉の店。ミュージカルの人たちもよく行くところです。でも、梅田が一番多いですね。僕はいろんな店に行きたい人。教えていただいたり、連れて行っていただいたり。北新地にも紹介してもらったおいしいご飯屋さんが何軒かあるし、心斎橋とかにも知り合いがやっているバーとか、ある程度人を連れて行けるくらいの知識はあります。1人でカレーうどんの店に行くこともありますよ。「エリザベート」の時はイク(山崎育三郎)とよく食事に行ってましたね。今回は、福田さんと一緒に行くんじゃないかな」

高橋晴代

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