「そーれっ!ハイ!ハイ!ハイ!ハイ!」中国人が奈良で見つけた凄い技術! 中谷堂の「高速餅つき」
関西ウォーカー

近鉄奈良駅を降りてすぐ。「行基さん前に18時集合ね」と、待ち合わせ場所のアイコンになっている行基菩薩像のそばにある東向き商店街を抜けて、三条通りにたどりつくとある、和菓子店。どうやらここに「凄い技術を持つ職人」がいるそうです。一体どんな職人さんなのでしょうか。中国人リポーターは早速移動!

つきたてをどうぞ!名物・よもぎ餅
唐辛子や胡麻、ザラメなど、様々なおせんべいが店頭に並んでいるのが見えたら、そこが今回の目的地、「中谷堂」。醤油の香ばしい、甘辛いにおいを想像するだけで、おなかが鳴りそう…。

このおせんべいも、とても魅力的なのですが、今回のメインはそのおとなりにあるよもぎ餅。このよもぎ餅にこそ、ある「凄い技術」が関わっているそうです。
中国人リポーターがお店を訪れると、早速何やら始まりましたよ。

始まったのは、職人さんによる餅つき。中谷堂では、よもぎ餅の実演販売をしているんです。「これが見てほしかった」と中国人リポーターの顔に笑顔がこぼれます。お正月だけでなく、いつでも日本の行事が楽しめることが、中谷堂の魅力。餅つきを一目見ようと、お店の前にはいつも人だかりができています。
でも、それだけではありません。中谷堂の魅力は、まだあります。
速さは日本一!迫力満点・高速餅つき
「そーれっ!ハイ!ハイ!ハイ!ハイ!」
餅つきがひと段落したと思っていると、先ほどと比べものにならないスピードで声が飛んできました。
これが中谷堂最大の魅力「高速餅つき」。

なんと表現したらこの速さが伝わるのでしょう…!!いやもうとりあえずは、記事下の動画を見てみてください…!!
私たちが知ってる餅つきとは全然違う…!もっとスローなものじゃなかったっけ??餅つきって!!!
一度見たら、忘れることのできない光景。圧巻です。
餅つきではなく新種の技じゃないの……?なんて唖然としてしまいますが、これは、奈良県は吉野郡上北山村に古くから伝わる伝統的な餅つきの方法。
柔らかく、そしてコシのあるお餅にするために欠かせない作業なんだそう。

「あんこが入ってる。めっちゃ柔らかい」と中国人リポーター。ぐーっと伸びる様子からもその柔らかさが伝わってきます。
お餅の柔らかさとふわっと香るよもぎ、そして優しい甘さの餡。ほっこり、懐かしい気持ちになるお味です。
通っていた大学が近所だったわたしも、このおいしさにひかれ、授業終わりや空きコマに何度も食べに来ました。懐かしい。

お値段も130円ととてもお手頃。近くには興福寺や猿沢池など様々な観光スポットがあります。このよもぎ餅を食べながら、風情ある奈良の町を観光してみてはいかが?
西野智美(ピー・キューブ)
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