北海道ウォーカーが教える、雪道ですべらない「ペンギン歩き」と注意スポット
北海道ウォーカー
先日、4年ぶりの大雪に見舞われた東京では、慣れない雪道に苦労する人が続出しました。
では、冬は常に道が雪に覆われる北海道の人たちは、どんな歩き方をしているのか。特に雪まつりの行われるこの時期には、50cm近い積雪に見舞われる札幌にある、北海道ウォーカーの編集部員がコツを紹介します。

まず大切なのは、歩幅を小さくするということ。歩幅が大きいということはそれだけ足が勢いよく前に出るということで、滑りやすさが増します。ペンギンのような歩き方をイメージしましょう。
そして二つ目は、足を斜めに出せばその分滑りやすくなるので、足の裏全体を使って上から踏みしめるように歩くこと。これだけでもだいぶ変わってきます。

続いて注意するポイントです。
すべりやすいのは雪が降っているときよりも、路面が凍結する夜間や早朝。雪が降っていれば、その分雪に足を踏みしめて歩けるためで、札幌市民はむしろ晴れていたり、少し温かくなって雪が溶けて凍る日の歩き方には特に注意しています。

そして、特にすべりやすい場所が横断歩道。特に白線部分は足を取られることの多いところです。人通りの多いところはその分雪が踏み固められるので、ツルツル度が増します。雪まつりの会場など人通りの多い雪道は、北海道外から来た観光客が足を取られる光景が多く見られます。

ちなみに札幌市内は、特に中心部では道路版の床暖房といえる「ロードヒーティング」によって、路面の凍結防止が行われているか所が至るところにあります。ただ、そこでもマンホールなどは雪が残ったままで、先日も東京から来た幹部が足をすべらせたばかり。油断は禁物です。

札幌は11月には雪がちらつき始め、12月末くらいからは歩道が常に雪に覆われる状態になります。札幌市民は夏と冬で靴を使い分けていて、冬は滑り止めのついた冬靴に履き替えますが、それでも凍結した路面に足を取られることもしばしば。なので、普段からこのような歩き方を心がけています。

また、冬になると札幌市内には街の至るところにすべり止め用の砂袋が設置されています。これも冬の札幌ならではの風物詩です。
まさに北海道を日々歩く、北海道“ウォーカー”による雪道の歩き方。雪が降ったときはぜひご参考に。
有本和貴
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