不振イメージのモスバーガー、斬新な“ピザバーガー”に込めた想いとは

東京ウォーカー(全国版)

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モスバーガーが2月6日(火)から期間限定で販売する「マルデピザ」(450円)。商品名を初めて見た時、一瞬他社のハンバーガーかと目を疑った。

マルゲリータピザをハンバーガーで表現した「マルデピザ」(450円)。この他に「スパイシーマルデピザ」(480円)も販売


時折ユニークな商品も登場しているものの、モスバーガーといえば、素材にこだわり手間暇を惜しまず、健康志向という真面目なイメージが真っ先に思い浮かぶ。だが、同商品はネーミングからして遊び心にあふれていた。

メディア向け試食会に出席した、商品開発グループ リーダー 弘法利榮子氏


メディア向けに開催された試食会で、開発担当者は「今までのモスにない新しいハンバーガーです」と語った。テーマは、今までにない、まるでピザのような、見た目にも斬新な商品。「ハンバーガーとして気軽に食べていただけるように」と、ピザをモス流にアレンジしたのだという。

マルゲリータピザをイメージした「マルデピザ」は、今回のために開発された白いバンズが特徴の1つ。低温でじっくりと焼き上げた白いバンズは、ピザ生地を思わせる歯切れの良さが魅力だ。試行錯誤を繰り返す中で、配合や焼き方を工夫し、チーズやピザソースに合う味わいを追求した。

味の決め手とも言えるピザソースは、オニオンや赤ピーマンなどの野菜とトマトペーストを一緒に煮込み、オレガノとローズマリーで香りをプラス。一方のバジルソースはパルミジャーノレッジャーノ、オリーブオイル、ガーリックなどを用いて、香り高く仕上げた。

【写真を見る】「マルデピザ」の提供イメージ。パルメザンチーズがたっぷりかかっている


さらに、モスの協力農家で栽培されるトマトを、1枚1枚店舗で焼いて使用。その他にも、スライスチーズの他に生削りのパルメザンチーズをたっぷり振りかけるなど、随所にこだわりが光る。

実際に食べてみると、バンズの軽やかな食感に加え、濃厚なピザソースや風味豊かなチーズが織りなすハーモニーは、まさにピザそのもの。ピザの味を忠実に再現しつつ、ハンバーガーとしての完成度も高い。日本人の繊細な味覚に合ったハンバーガーを追い求めてきた、モスならではの変わり種バーガーであると感じた。

なお、近ごろは業績不振を強調する記事も見受けられるモスフードサービスだが、広報担当者は「そんなに絶不調ではないのですが…」と話す。比較する前年がかなり好調だったことや客数の減少、競合他社の急速な業績回復などにより、そのような見方もされているが、業績不振というほどの減益ではないとの見解だ。

そのような中、発売される「マルデピザ」。決して業績悪化のための方向転換というわけではないそうだが、広報担当者は「モス頑張っているなと思っていただける、良いきっかけになる商品だと考えています」と期待を込めていた。

水梨かおる

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