三田牛の炙りに、器は特注の丹波焼! 高速道路SA・PAグルメのレベルが今すごいことに
関西ウォーカー
「西イチグルメ」は、西日本の高速道路のSA(サービスエリア)・PA(パーキングエリア)が参加するグルメコンテスト。本格的なご当地味覚を食べ比べられるのが魅力で、今回で6年目を迎えた。参加メニューは各SA・PAで期間限定で提供されるので、西日本在住者は知っている方も多いのでは?
「目的は、グルメを通して地元の魅力を知ってもらうこと。地元産食材をどううまく取り入れるかが審査のポイントになっています」そう語るのは、西日本高速道路サービスの末次裕一さん。
コンテストが地域の美味発掘につながっている
各SA・PAの料理担当者の、地元を盛り上げたいという本気度は年々アップ。それが、地元の美味発掘に着実につながっている。地元農業高校の生徒が育てた豚肉など、地域密着ならではの創作メニューが増加。「姫路和牛など地元でもなかなか味わえない希少な食材も数多い」と末次さん。

また、冬季限定メニューの大阪府・阪和自動車道 岸和田SA(上り)「旬野菜とイノブタの鉄板焼き」(1380円)のように、コンテストに関係なく自発的に地元食材を使用したメニューも生まれるようになった。波及効果として、SA・PAグルメのレベルアップにつながっているようだ。
2017年「西イチグルメ」グランプリに輝いたのは?

丼をテーマに始まった、今期の「西イチグルメ決定戦2017」。92品がエントリーされ、関西、中国、四国、九州の各ブロック代表が本選で競った。その激戦を勝ち抜き、西日本のグランプリに輝いたのは兵庫県・山陽自動車道 三木SA(上り)の「三田牛炙り焼きの完熟トマト丼」だ。受賞理由は「牛肉の旨味と完熟トマトのさわやかな酸味を組み合わせるという独創性。目の前で豪快にバーナーで炙るというインパクトのあるプレゼンも評価されました」(末次さん)。
三田牛の濃厚な旨味を兵庫県産のトマトのさわやかな酸味が受け止める。提供される寸前に牛肉をバーナーで炙るパフォーマンスも秀逸。シメは鶏ガラベースのダシをかけてリゾット風にして楽しむ。
今回、丼というテーマになったのは、さまざまな具を一つの器でいっきに味わえる楽しさがあるからだという。それゆえ、同メニューは「1日100食以上と記録的な販売数」というヒット作に。

また、審査員特別賞となった京都府・舞鶴若狭自動車道 西紀SA(下り)の「丹波ご当地肉“三種”揃いぶみ丼」は、力強さを表現しようと、色鮮やかな器が魅力の丹文窯の特注丼を使用。創意工夫が高ポイントにつながった。但馬牛に丹波地どり、地元高校が丹精込めて育てた「氷上高ポーク」が一度に味わえる、よくばり派にうってつけの逸品。季節の地元野菜と共に丹波焼の器でサーブされる。
本選受賞メニューを含む、関西ブロックにエントリーした23の丼の提供は、18年3/31(土)まで実施。SA・PAで、本気のご当地の味を味わって。


※情報は関西ウォーカー2018年2月6日発売号より【関西ウォーカー編集部/取材=ブリッヂ】
森田周子
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