香川のポップな工芸品&雑貨600点が東京に集結!「香川デザイン倶楽部」開催
東京ウォーカー(全国版)
国の伝統的工芸品に指定されている「香川漆器」や「丸亀うちわ」をはじめ、37品目の伝統的工芸品がある香川県。その中でも優れたデザインの伝統工芸品や雑貨など約600点を集めた企画展「香川デザイン倶楽部」が、2月7日(水)から2月20日(火)まで、伊勢丹新宿店にて開催。その魅力を2月6日(火)、県を代表する“イケてる工芸士”の方々が、編集部を訪れ紹介してくれました。

工芸士のメンバーは、同展にも出品する香川漆器作家・松本光太さん、張子作家・石川真奈美さん、庵治(あじ)石作家・伏石康宏さんの3人。それぞれ、作品について熱く語っていただきました。

多彩な漆の味わいを日常に!「香川漆器」

実は江戸時代から脈々と続いてきた香川漆器。今回の展示では、そのぐい呑みや箸が登場します。ぐい呑みは、香川漆器5技法の一つ蒟醤(きんま)が使われ、見事な線刻美を誇る一品。ふた付きなので、例えば大切なものを入れたりと、「ぐい呑み以外の用途でも楽しんでいただける」と松本さん。また、香川漆器の塗料は色のバリエーションが豊かで、箸は紫色など8色が用意されているとのこと。伝統工芸の渋いイメージとはちょっと違う、日常的にも使いやすい品々になっています。
マトリョーシカのようなかわいさ!「小豆島の張子」

まるでマトリョーシカのようにキュートな張子人形(※中は開けられません)。石川さんが小豆島で手描きで制作し、表情や模様も一つ一つ異なります。何と「今回が東京初進出」!ポップな新感覚のデザインで、おみやげにも目を引きそう。
墓石がアクセサリーに!?「庵治石」

香川で採れる庵治石は、もとは最高級の墓石として利用されていました。国産の石が減る中、「暮らしに寄りそうテーマ」で、庵治石を日用品として取り入れてもらおうと制作してきたのが伏石さん。「自然素材なので、部屋のどこに置いてもマッチ」するそう。昨年はTV番組「マツコの知らない世界」や「ガイアの夜明け」でも紹介され、話題にのぼりました。今回は、花器や光沢がすてきなイヤリングなどのアクセサリーを展示します。
ほかにも、服やカバンのアクセントになる、畳の縁(へり)を用いたリボン「HERIBBON(ヘリボン)」など、和のオシャレを身近に感じられる品々が目白押し。展示だけでなく販売も行われるので、今に通じるポップな香川の伝統美に触れる機会としてイチオシです!


セキノユリカ
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