大雪像って建築だ! 「さっぽろ雪まつり」大雪像の内側(?)見せます!

北海道ウォーカー

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「さっぽろ雪まつり」といえば15メートルもの大雪像を想像する方も多いはず。そんな大雪像の制作は約1か月にもおよびます。3つの雪像の中身(?)を完成からさかのぼって見ていきましょう!

8丁目大雪像「雪のHTB広場 奈良・薬師寺 大講堂」


完成した「雪のHTB広場 奈良・薬師寺 大講堂」 ©HTB


8丁目会場の大雪像は「奈良・薬師寺 大講堂」。世界遺産にも登録されている奈良の代表的観光スポット「薬師寺」。陸上自衛隊第18普通科連隊の第2雪像制作部隊の制作です。夜にはプロジェクションマッピングも上映されています。完成した雪像を見た時、本物さながらのリアルさにびっくり! 等間隔に取り付けられたパーツがとても美しいと感じました。

粗削りの作業は体力勝負。少しずつ形が見え始めます©HTB


1月21日、こちらは完成が見えてきところ。足場が組まれ本当の建築物のよう。50種類全4400個ものパーツの取り付け作業と、細部彫刻により完成形に近づいていきます。モチーフの様々な形をかたどったアイスブロックの取り付けは、0℃以下でなければ取り付けられないのだそう。なだらかな屋根の傾斜や、四隅に取り付けられる「風鐸(ふうたく)」のパーツが難しい部分であり見どころです。

コンパネを取り付け、クレーンでの雪積みが行われます©HTB


1月15日、まだ雪山にコンパネを取り付け、クレーンで雪を積んでいる状態。コンクリートの建築物を作っているような感じです。高さは17メートルもあり、実物の5分の3のサイズ。このときに、陸上自衛隊の独自技術「アイスブロック工法」に使われる雪のパーツ準備も同時に進められています。

雪積みの開始と、足場が組まれます©HTB


1月7日、土台となる雪を積み、同時に足場を組みだしたところ。この日は陸上自衛隊による雪輸送開始式が行われました。そして午後から雪像制作がスタートしています。薬師寺の大雪像は、合計で4トントラック510台分もの雪が各所から運ばれてきました。

10丁目会場「UHBファミリーランド 手塚治虫 生誕90周年記念オールスターズ」


化粧雪の貼り付け、全面の文字彫刻などを行い完成 ©UHB北海道文化放送 ©Tezuka Productions


大通会場10丁目の大雪像は「手塚治虫 生誕90周年記念 オールスターズ」。手塚治虫生誕90年を記念し、「アトム」などの手塚キャラクターが登場しています。夜間はライトアップされ、さらに迫力もアップします! 山から浮き出したキャラクターたちの表情がポイントです。

雪像制作22日目を迎える頃には完成も目前に ©UHB北海道文化放送 ©Tezuka Productions


1月28日、それぞれのキャラクターの彫刻と化粧雪の貼り付けを行い雪像制作もラストスパートの状態。手塚プロダクションが現地を訪れ確認も行い、細かい部分の彫刻を続け、少しずつ足場も外し完成ももうすぐ! 少しずつ足場も外れ、アトムの顔が見えています!

雪積みが終わると粗削りの作業が開始 ©UHB北海道文化放送 ©Tezuka Productions


1月17日、雪が積み終わり、いよいよ雪像づくりの第1歩「粗削り」の作業が始まったところ。ある程度粗削りをしてから、測量や彫刻部分、化粧雪の貼り付け作業が行われます。足場でおおわれていて、何が出来るのかまだわからない状態でした。

積まれた雪をショベルカーで固める作業  ©UHB北海道文化放送 ©Tezuka Productions


1月9日、雪積み作業を進めているところです。ある程度高くなったところで、クレーンを使っての雪積み作業。積んだ雪を固め、土台となります。雪像の高さまで積み上げるには、5トントラック620台分を使うのだそうです。この日はひたすらショベルカーで土台作りが行われていました。

組まれた足場のなかへ雪が輸送されます ©UHB北海道文化放送 ©Tezuka Productions


1月7日、雪像制作がスタート。足場が組まれ、雪輸送が始まったところです。手塚治虫生誕90年を記念した大雪像は高さ15メートルのサイズ。

5丁目大雪像「バーンスタインが遺した音楽祭 Pacific Music Festival」


細かい手直しを繰り返し完成 ©PMF組織委員会


大通会場5丁目の大雪像は「バーンスタインが遺した音楽祭 Pacific Music Festival」。札幌で行われる国際教育音楽祭「パシフィック・ミュージック・フェスティバル(PMF)」の創設を提唱したレナード・バーンスタイン氏生誕100年を記念した雪像です。正面のレナード・バーンスタインの横顔や文字、天使の彫刻部分など見どころ満載です。

細かい彫刻の部分に取り掛かります。 ©PMF組織委員会


1月20日、完成前の姿。「化粧雪」と呼ばれる仕上げ用の雪を貼り付けられた状態。これにより滑らかで白く美しい雪像へと変化します。中央のバーンスタインの横顔やそれを囲む天使などの細部彫刻を進めます。天使はそれぞれ楽器を弾いているのでかなりの高難度! 細かい作業が続けられました。

コンパネを外し測量と粗削りの作業が始まります ©PMF組織委員会


1月14日、コンパネを取り外す前。この中には雪がギッシリと詰まれています。図面引きと測量を行い、正面部分の削り作業が始まります。この粗削りという作業は体力勝負なんだそう。高さ12メートルでの作業は足がすくみそう。

ある程度雪を積んだらクレーンでの雪積み作業が開始 ©PMF組織委員会


1月11日。雪を積んでいるところ。外で制作が行われますが、今年の札幌はこの時期わりと暖かくて、気温が5℃にもなると汗だくになりながらの作業。高い部分の雪積みはクレーンで行われます。使う雪の量は5トントラック280台分! コンパネで保護をしながら雪像制作は続くのです。

足場を組み、土台となる雪を運びます。©PMF組織委員会


1月7日、作業スタート。組んだ足場のなかに雪を輸送します。雪を固めながら頑丈になるよう土台を作っています。この状態から作られるので、あらためて雪像制作の大変さを感じます。

約1か月もの時間をかけ、たくさんの人の手により制作される大雪像。「さっぽろ雪まつり」は大通会場・すすきの会場・つどーむ会場の3か所で2月12日まで開催されます。大雪像の迫力や、繊細な彫刻部分が注目のポイントです!

松山典子

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