透ける和紙に真っ赤なサンゴ!国際ギフト・ショーで見つけた高知の名品たち
東京ウォーカー(全国版)

「第85回東京インターナショナル・ギフト・ショー春2018」(第2週)が、2月7日(水)から2月9日(金)まで東京ビッグサイトにて開催された。同イベントを取材した記者は今回、15の企業が出展した高知県の品々に注目。
現在高知県では、県内で生産された企業の優れた製品を県外へ広める取り組みが、高知県産業振興センターを中心に県をあげて行われている。ギフト・ショーへの参加も、その一環として行われた。


高知県の特産物と聞くとピンとこない人も多いかもしれないが、森林が84.4パーセントを占める高知県では木材を使用した産業が盛んで、和紙を作る製紙業などが代表的だ。今回出展した中にもひだか和紙有限会社の「ひだか和紙」が展示されており、紙でありながら先が透けて見えるという驚きの薄さを体感できる。しかも紙質自体はしっかりとしているので、株式会社モリサではこうした和紙にレースの模様を施し、包装紙などにして製品化しており、色を加えたりデザインを施すなど、さまざまな用途に合わせて販売している。


また、木材そのものでは、釘を使わずに木と木を組み合わせてさまざまな文様を表現する日本古来の伝統技術・組子細工に、現代の新しい素材や技術を融合させた「土佐組子」も展示。自由に木々を組み合わせたり、色を付けることでよりデザイン性を上げ、高知を代表する商品となっている。


一方、隠れた高知の名産品となるのがサンゴ。実は、日本で取引されるすべてのサンゴは、産地に限らず高知県にあるサンゴの競り市を通して初めて業者が入札できる仕組みとなっている。さらに、手のひらサイズになるまで800年もかかる真っ赤な「血赤サンゴ」が、ほとんど土佐沖でしか取れないこともあり、高知は宝石サンゴのメッカなどともいわれている。サンゴは魔除けなど縁起物としても有名なので、ギフトにするなら高知県産を選ぶのがおすすめだ。


そのほか、「アールデザインスタイル」ではカスミソウやブルースターを使用した置物を販売。カラフルできれいな色彩のフラワーアレンジメントを楽しむことができる。
こだわり抜かれた高知の名品たち。興味を持った人は、アクセスしてみてはいかがだろうか。
永田正雄
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