アートあふれるレトロタウン! 秋の覚王山の歩き方

東海ウォーカー

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日泰寺の参道や松坂屋の創始者の別荘、個性的なショップが集まった覚王山アパートなど、街全体がアートで彩られる名古屋市の覚王山エリアは、秋の散策にぴったりの街。参道付近をめぐってみた。

まずは覚王プラザ1階の絵本カフェ「cesta(ツェスタ)」へ。奥に長い店内に、チェコを中心とした国内外の絵本や古本、雑貨(各100円〜)が所狭しと並ぶ。旅行好きのオーナー自らが買い付けた絵本は、紙質やインクの風合い、絵など見ているだけでもおもしろい。

カフェも併設しており、店内の本は購入前でも自由に読むことができる。本の購入金額に応じて、飲食代の割引サービスもある。カプチーノ(450円)はシナモン風味の香ばしいビスケット付き。

南へ下ってみる。「覚王山・吉芋(きちいも)」は創業19年のイモ菓子専門店。季節によってイモの産地を使い分けているが、新イモのシーズンである秋が特にオススメだ。なかでもホクホク感とカリカリ感を同時に楽しめる花火(550円/190g)は、おもたせとしても大人気。職人の手切りによる絶妙な太さのばらつきがおいしさの秘密。バター風味など3種類のスイートポテトは130円から味わえる。

続いて立ち寄りたいのは「揚輝荘(ようきそう)」。大正から昭和初期にかけて建てられた松坂屋の創始者・伊藤次郎左衛門祐民の別荘。現在はマンションをはさんで南北に残されており、北園の庭園と三賞亭が一般公開されている。紅葉は10月下旬から11月中旬が見ごろで、12月上旬には落ち葉が池を真っ赤に染める。市指定有形文化財の伴華楼や、白雲橋にモミジが彩りを添える。

昼食は地産地消がテーマのレストラン「レストラン 櫻や」で。生産者から直接届く新鮮なポークや野菜を使用したメニューは、どれも素材の持ち味を生かした優しい味付けが特徴だ。店内で焼くバターや生クリーム、卵などこだわりの素材を使ったバウムクーヘン(プティ580円)は卵の風味と、ふんわりしっとりとした食感が絶妙。

参道から一本入ったところにある築50年以上の木造アパート「覚王山アパート」は、8つの個性的なスペースが集合した、築50年以上の木造アパート。玄関やトイレを利用したギャラリー、万華鏡の店、古本カフェなど、どれも個性的な空間ばかり。参道ミュージアムの期間中、祭りに参加するアーティストの作品を展示、販売する。

順にめぐってみよう。1階のprismでは、世界中から集めた万華鏡がズラリ。2階の針金細工八百魚ではオーナーが針金細工をする姿が見られる。同じくフラココ(2階)は布や紙を使ったウチヤマチアキの作品などを展示。トイレがギャラリーに変身した厠画廊(1階)はユニーク。レトロな雑貨が並んだソボクロ(1階)の店内ではお茶も楽しめる。

締めくくりは、ことし7月オープンの韓国雑貨店「ハノック」へ。10周年を迎えた今池の韓国料理店、韓味屋の姉妹店で、店内には韓国食材やアクセサリーがいっぱいだ。【東海ウォーカー】

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