高橋一生が大阪舞台挨拶に登場! 新作映画「blank13」を「素敵で、想像力を刺激できるような作品」

関西ウォーカー

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映画「blank13」は、2月24日(土)より公開


俳優・斎藤工が「齋藤工」名義でメガホンを取った長編初監督作品「blank13」が東京・シネマート新宿にて2月3日(土)より公開中、関西では2月24日(土)に公開を迎える。放送作家・はしもとこうじの実話を基にした家族の物語。13年前に突如姿を消した父の消息が判明するも、その時すでに父はがんを患い、余命3ヶ月の状態。家族との溝が埋まることなく他界してしまう。葬儀に参列した人々の語るエピソードの数々を聞くことにより、父と家族との13年間の空白が埋まっていく……。父親をリリー・フランキー、父親が失踪した主人公を高橋一生、その彼女を松岡茉優、母親を神野三鈴が演じ、主人公の兄役として、斎藤工自身も出演している。

公開に先駆け2月17日(土)大阪市北区の大阪ステーションシティシネマにて、舞台挨拶付上映会が開催され、上映後に高橋一生が登壇。数々の舞台挨拶を行ってきた高橋だが、今回が大阪では初の単独での舞台挨拶となった。

応募総数6,000人の中から選ばれた453人の非常にラッキーな観客に迎えられ、笑顔で入場してきた高橋。当選倍率が高かったことに触れ「本当に嬉しい限りです。みなさん、どうでしたか?」と問うと観客からは、大きな拍手が巻き起こった。公開より一足先に届けられたことについては「感慨深いです。これだけのみなさんが拍手で迎えて下さって。観て下さった後の方たちと、こういった場を設けられるのは、とても嬉しい限りです」と、直に観客と交流できることを喜んだ。

主演の高橋一生が、大阪舞台挨拶付上映会にて登壇した


斎藤とは本作にて初対面となった高橋だが、「互いに惹かれあっている格別な関係だそうですが?」とMCより尋ねられると、「プラトニック前提で話すってことですか?」と述べ、会場から笑いが起きた。MCから「男の友情にもプラトニックはありますから」とフォローされると、「良かった。誤解の無いように」とホッとした様子。斎藤とは、あまり普段の何でもない話はせず、芝居をして、それに演出を付けて貰い撮っていくということをしていたという。

俳優であり、監督でもある斎藤工。「スイッチの変化みたいなのは、あったりするのか?」とMCより尋ねられると、「助監督さんが『よーい、スタート!』って言うんですけど、カットは工さんがお兄ちゃんの扮装の状態で言うので、ちょっと不思議な感じです」と、撮影の雰囲気について述べた。

今回監督の意向として、台本の丸暗記は不要となっていたことを明かし、役柄の設定についても、「書いてあるというのはないです。ちょっと変わっているなと思ったのは、台本の1ページ目に、『これは覚える必要がないです』という趣旨のことが書いてありましたね」と、独特なスタイルが取られていたことを明かした。

後半の葬儀シーンについては全てアドリブであったと言い、「僕は喪主側なので、何かアドリブ的なものをやらなくてはならないというのではなかったのですが、ただ笑いをこらえなくてはならないシーンもありました」と述べ、「(野生爆弾の)くっきーさんが断トツで、面白いし、狂気だし、(テストの時とは)また違うことをこの人やってくるだろうし、どうしようって思いました。ある意味で恐怖でしたね」と恐怖すら覚える面白さだったと述べた。

今回演じた主人公は、甲子園を目指すという役だった高橋。自身の少年の頃の夢を尋ねられると「考古学をやりたかったです」ときっぱり。その理由として、「ピラミッドの中が観光地になっていて通り道があり、その中にゴミ箱があるんですけれど、観光客が食べたバナナの皮が腐らないんですって。密度だったり、湿度の関係があるんだそうですけど、異様に腐らないんですって」と目を輝かせて話し、続けて、「子供の頃それを知って、すっごい気になるなって思って。ピラミッドと言えば考古学と、すごく安易かもしれないですけど、そこに行きましたね。だから僕の中で吉村作治さんは、ヒーローです」と熱く語った。

大阪滞在中は、アメリカ村や鶴橋にも行くという高橋一生


現在ドラマの撮影で大阪に週の半分くらい滞在しているという高橋。アメリカ村にて、ギターを買ったことを明らかにした。大阪で好きなものについて尋ねられると、「お肉美味しいですね」との答えが。鶴橋にも行ったそうで、「そこで、おばさまに思いっきり引っ張られましたよ」と述べ、「焼き肉を食べて『どうも有難うございます』って言って外に出たら、『一生さん!』って言われて、『どうも!』なんて言ったら、グイって引っ張られて、『握手!』って言われて…小柄な方だったんですけど、すごく力が強くて、グリンって(体が180度回転)してしまったことがありましたよ」とにこやかに話し、「すごく人が温かいなと思います。嬉しいですよ、そうやって言って下さると。グリンは困りますけど、声を掛けていただけるのは、本当に有り難いなと思います」と、フレンドリーな一面を覗かせるも、すかさずMCが「それはくっきーさんでも大丈夫ですか?」と尋ねると、「くっきーさんはまぁ、でも…もうしゃべりたくないですね」と言い、会場を爆笑の渦に巻き込んだ。

今後共演してみたい人については、「(FUJIWARAの)原西(孝幸)さん!」と即答し、「大好きなんですよ。ずっと見ていたいです。だからお芝居とかではないですよね」と述べ、一日中劇場で、ずっと特等席で見ていたいと理想を語り、「いつか何かの形で、ご一緒したいです」と明かした。

MCが、「残念ながら、そろそろお時間が…」と言うと、「えーっ!」と会場からは、ブーイングにも似た声が。すると高橋が、「すごい!初めて聞いた『えーっ!』って。僕もそっちに行って言いたい!」と、突然走り出し、最前列へ座り、「えーっ!」と叫んで舞台に戻るというお茶目な場面も。

最後の挨拶として、「作品を観終わったみなさんとこの映画を共有できたのは、本当に嬉しいです。お客さんと作っている人間たちと、この空間でしか伝えられない何かとか、お互い秘密の約束をするかのように、映画的な世界をみなさんと共有していくのが映画館だと思っていて、まさにこの『blank13』はそういう世界をみなさんと共有できるような世界観だと思っています」と作品について言及。続けて「それぞれの中に答えだったり、考えるきっかけだったりとか、家族との関係性だったりとか、そういったものをどっかに引っ掛かりとして持って帰って行ってもらったら、僕は本当にお芝居をしていて良かったなと思える時なんです。それを今日の迎えて下さったみなさんの拍手で感じました。僕は本当にいい映画だと思っています。素敵な映画で、みなさんの想像力を刺激できるような作品になっているんじゃないかなと。それも一つの映画の観方だと思っていて、その提示をできたかなと僕は自負しています」と述べ、そして、「また良かったら『blank13』を観に来て下さい。作品を楽しめる、想像力を刺激できるような作品に僕も出ていきたいなと思っているので、その時はまたこういった形でお会いできたりとかしたら、嬉しいなと思います」と語り、舞台挨拶は終了した。

関西ウォーカー編集部/南 華凛

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