【とびだせ!! ハマの一番星】vol.05 熊原健人投手
横浜ウォーカー

目の前のプレーに全力投球。周囲から信頼されるピッチャーに
「あまりにも周囲に“変わり者”って言われるので、最近は自分でも認めざるを得なくて(笑)。会話するだけでわかるらしいんですけど…。どうですか?」
朴訥とした口調で“天然”という言葉がピッタリの純朴青年。年下の女性にも敬語になってしまうという、シャイな性格。しかし一度マウンドに上がれば、剛速球で打者をねじ伏せる本格派投手だ。
「キャンプでケガをしてしまって開幕は二軍でした。治療に専念しようと決めたので焦りはそんなになかったんですけど、同期入団の今永(昇太)やトバさん(戸柱恭孝)が開幕から活躍する姿を見て、一時期は“俺は何やってるんだ。自分も早く一軍に…”って思うこともありました。だから初登板の時はうれしかったですね」
プロ初登板となった5月3日のヤクルト戦で2回を無失点。以後6/13現在、中継ぎで13試合に登板。リードされた展開での登板が多いが、防御率0.71と、結果を出している。現在チームの勝利の方程式は、山﨑(康晃)、三上(朋也)、須田(幸太)らが担っているが…。
「もちろん、そこに加われたら一番いいんでしょうけど、あんまり先のことを考えてもしょうがない(笑)。今は目の前の一つ一つを抑えて周囲の信頼を得ないと。自分はルーキーですし、思い切り腕を振ることしかできないので、まずはそれを全力でやるだけです」
そんな熊原投手が目指す理想の投手像とは?
「勢いとか投げっぷりが僕のセールスポイント。ストレートでグイグイ押して、どんなピンチでもキッチリ抑える。“コイツが出てきたらもうムリ”って、相手に思われるような投手になりたいですね」
熊原投手に聞きました
Q. 仲のいいチームメイトは?
A. 同い年で同期入団の今永です。最近、野球盤を買って2人で遊んでます。対戦成績は1勝1敗です。
Q. 休日の過ごし方は?
A. この間は、歯医者に行って、ラーメン食べて終わりです。われながらヒドイ過ごし方ですね(笑)。
Q. 何に一番お金をかけている?
A. 洋服です。大学時代はジャージとスウェットばかりだったので、私服をあまり持っていないんです。
ただ今ハマってます!

生粋のマンガ好き。寮でも球場でも読んでます
「小さいころからですが、マンガにハマってます。単行本で読むことの方が多いですね。この『バガボンド』は球場にあったものです。前にも読んでいるんですが、あらためて読み直しても、井上雄彦さんの作品はおもしろいですね」
両親や兄姉まで、家族全員がマンガ好きという。「子供のころから身近にマンガがあったんです」
熊原健人/投手/#1/1993年、宮城県生まれ。柴田高校から仙台大学を経て、2015年ドラフト2位で入団。顔より高い位置でグラブを構え、左足を後ろに引く独特のフォームが特徴。自己最速154㎞/hをプロ入り後マーク。進化を続けるルーキーだ。
(取材・文=小貫正貴、撮影=福岡諒祠)
※「横浜ウォーカー」2016年7月号に掲載

横浜ウォーカー編集部
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