【とびだせ!! ハマの一番星】vol.09戸柱恭孝選手
横浜ウォーカー

「支えてくれる人たちのおかげでここに立てている」
この連載の取材は、横浜スタジアムの、ナイター開催日のお昼前後に行われることが多い。そしてその取材中、いつも早出で練習をしている選手がいた。新人の戸柱捕手だ。甲子園出場経験もなく、大学、社会人を経て25歳でのプロ入り。決して順風とは言えない野球人生だった。
「高校時代は三塁手でした。それが駒澤大学のセレクションでノックを受けようと三塁に入ったら、当時の監督が『オマエどこ守っとんじゃ!』って(笑)。肩が強いという理由でキャッチャーにさせられたんです。その時は“もう野球ができない”と思20うほど落ち込みましたが、今では本当に感謝しています」
そんな回り道もプロ入り後はプラスに。正確なキャッチングとクレバーな配球でラミレス監督の信頼を勝ち得て、開幕からスタメンで起用されるように。
「広島での開幕戦は、実は緊張しなかったんです。喜びの方がはるかに勝っていたんですね。ずっとプロ野球選手になりたくて、“ついに憧れの場所に立てた”って。でもすぐに浮かれてる場合じゃなくなりました」
4月のチーム成績は7勝14敗2分と低迷。“捕手は勝って評価されるポジション”と考える戸柱選手には苦悩の日々だったはず。プロ1年目であればなおさらだ。
「プレッシャーが一番大きかった時期です。打てなかったし、守りでもミスが多かった。かなりヘコんだんですけど、光山(英和)バッテリーコーチから『みんなお前のことを見てるんだから、変な姿を見せるな』と叱咤され、監督からも『次(明日)がある。前を向いていこう』って。充実したシーズンを送れたのは周囲の方たちのおかげですが、特にお2人には、本当にたくさんの勇気をもらいました」
“ハマの金剛力士像”と呼ばれる、堂々とした立ち姿。周囲への気遣い、野球に対する誠実さは本物だ。今後、常勝を目指すチームにとって不可欠の存在。さらなる飛躍に期待したい。
戸柱選手に聞きました
Q.自分の性格を分析すると?
A.冷静そうに見られますが、かなりの心配性です。試合前は、初回10失点とか最悪の事態を想像してます。
Q.休日の過ごし方は?
A.休日も横浜スタジアムに汗をかきに来ます。使うのはサウナ施設ですけど(笑)。大好きなんです、サウナ。
Q.苦手なものは?
A.グリーンピース。子供のころ、それだけよけて引出しに隠していたら、後日バレてすごく怒られました(笑)。

「ドラゴンクエストモンスターズ テリーのワンダーランド3D」
「社会人時代に買ったものです。この間、移動の新幹線でやろうと思ったら、隣席のザガ(ースキー)ちゃんがめっちゃ話しかけてきて。でも英語がわからないので、途中からイヤホンしちゃいました(笑)。ごめんねザガちゃん!」
「子供のころからドラクエモンスターズが大好き。モンスターの名前は、ほとんど言えますよ」
戸柱恭孝/捕手/#10/1990年、鹿児島県生まれ。鹿屋中央高校から駒澤大、NTT西日本を経て2015年ドラフト4位で入団。監督から開幕捕手に指名され、新人ながら124試合に出場。打率.226、2本塁打。監督選抜でオールスターゲームにも出場した。
(取材・文=小貫正貴、撮影=宮川朋久)
※「横浜ウォーカー」2016年11月号に掲載

横浜ウォーカー編集部
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