【とびだせ!! ハマの一番星】vol.11 宮﨑敏郎選手
横浜ウォーカー

「持ち味のフルスイングを見に来てください!」
「アイツはバットを持っている時は本当にカッコイイし、頼りになる」。2年前、中畑清前監督の取材中。そうつぶやく前指揮官の視線の先にいたのが、試合前の練習で一心不乱にバットを振る宮﨑選手だった。大卒、社会人経由でプロ入り4年目となった2016年シーズンは101試合に出場し、3割近い打率と2ケタ本塁打を記録した。
「昨年を自分なりに採点すると50点。規定打席に届かなかったし、何より一年通して1軍にいることができませんでしたから。唯一よかったのは、与えられたチャンスの中で、監督に存在をアピールできたことです」
チームのレギュラーが固まりつつある中、セカンドとサードだけがまだ固定されていない。奇しくもどちらも宮﨑選手のポジションと重なる。
「自分はポジションも与えられていませんし、まだまだアピールする立場。与えられたポジションを全力で頑張るだけです」
謙虚に話す宮﨑選手だが、その打撃センスは冒頭の中畑前監督の言葉からもわかるように、かねてから一目置かれている。なかでもバットに当てる技術には目を見張るものがあり、昨年の三振率(打席数335÷三振30)11.2は、11打席に1回しか三振しないことを示す。ちなみに首位打者を獲得した巨人・坂本(勇人)選手でさえ8.6。打席数が違うとはいえ、特筆すべき数字であることがわかる。
本格的なレギュラー定着を目指す今年、宮﨑選手の見どころを教えてもらった。
「監督から常に“ホームランボール、ホームランスイング”と言われ、求められていることが理解できてきました。状況にもよりますが、大きいのを求められる時は積極的に攻めていきたいですね。今年は、僕のフルスイングをぜひスタジアムまで見に来てください!」
ただ今ハマってます!

「フェラガモのフレグランスにハマってます」
「フェラガモのシニョリーナというフレグランスを持ち歩いています。たまたまつけている人がいて、“ああ、いい匂いだな”って思って教えてもらいました。3年ぐらい使っていますが、この香りが、なぜか落ち着くんです」
「時々違う香りもつけるんですが、これじゃないと落ち着かない(笑)。試合中にもつけてますよ」
宮﨑敏郎/内野手/#51/1988年、佐賀県生まれ。厳木高校から日本文理大、セガサミーを経て2012年ドラフト6位で入団。昨季中盤からクリーンアップを任されることが増え、規定打席には届かなかったが101試合に出場。打率.291、11本塁打、36打点。
(取材・文=小貫正貴、撮影=宮川朋久)
※「横浜ウォーカー」2017年2月号に掲載

横浜ウォーカー編集部
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