【とびだせ!! ハマの一番星】vol.12砂田毅樹投手
横浜ウォーカー

「まかされた場所で、しっかり結果を残したい」
「開幕から先発として起用してもらったのに、結果を残せず、一軍と二軍を行ったり来たり。中継ぎとして起用され始めてから、少しチームに貢献できるようになったと思いますが、一年通して点数を付けるとしたら、せいぜい40点ぐらいじゃないでしょうか」と、昨シーズンを振り返る砂田投手。
一昨年、育成契約から支配下登録となり、ローテーションの一角を担うまでになった。昨季は背番号も工藤公康(現・福岡ソフトバンクホークス監督)に代表される左腕のエースナンバー47に変更。大きな飛躍が期待されるシーズンだった。
「実は、なぜ打たれるのかがわからなかったんです。立ち上がりがよくても、途中から打たれ始める。それは一軍でも二軍でも同じで、迷いに迷いまくりました」
そんな中、中継ぎを経験することで意識が変わったという。「悪い意味じゃなく、マウンド上であまり考えなくなりました。先発の時は、ランナーを出すと〝このコースに投げなきゃ”とか、“こうされたらイヤだ”とか、悪いことばかり考えて悪循環に陥ってたんです。早い回なら自分にも余力があるけれど、5回6回となってそこに陥ると大量失点につながってしまっていた」
立ち直るきっかけとなったのは9月16日の甲子園・阪神戦。三浦投手のあとを受け、5回裏1アウト二、三塁の場面でマウンドに上がった。打者は代打の狩野恵輔選手。
「この時も“打たれたらどうしよう”という気持ちが先行していて、あっという間にスリーボールにしてしまったんです。ここでもう、考えるのをやめて開き直りました。相手がどうこうじゃなく、まずしっかり自分の球を投げようって」
結果、141キロのストレートで狩野選手をセカンドゴロに。続く高山俊選手をショートゴロに仕留め、ピンチを乗り切った。
相手のペースで考えるのではなく、いかに自分のパフォーマンスを発揮するのか。気持ちをそう切り替えた瞬間、自分を冷静に見ることができた。
「先発をやりたいし、キャンプも先発としてスタートしますが、チーム状況で中継ぎということもあります。今はまかされた場所で、しっかり結果を残すことが大事。今シーズンは読者の皆さんに、成長した姿をお見せできたらと思います」
砂田投手に聞きました
Q.自分の性格をひと言で表すと?
A.ザ・B型! 周囲によく「お前B型だろ」って言われますが、別にイヤじゃないです。そこがB型ですかね?
Q.仲のいいチームメイトは?
A.一番は関根(大気)ですが、最近は青柳(昴樹)や綾部(翔)、網谷(圭将)ら後輩とご飯行くことも増えました。
Q.休日の過ごし方は?
A.ドライブ。先日後輩が六本木にある知人の焼肉屋に行きたいと言うので、運転手&ごちそうしました(笑)。
ただ今ハマってます!

「ミニ四駆のコレクションにハマっています」
「13~14台は持っています。走らせるのも好きですが、車が好きなので、見ているだけでも楽しいですね。倉本(寿彦)さんがミニ四駆仲間でしたが、寮を出られてしまったので…。コースは持っているので、誰か誘おうかな」
「最近は組み立てが難しいミニ四駆にも挑戦しています。くまモン(右手前)もかわいいでしょ?」
砂田毅樹/投手/#47/1995年、北海道生まれ。明桜高校から2013年育成ドラフト1位で入団。2015年6月に支配下登録され、先発で3勝をマーク。2016年は背番号を47に変更。17試合で2勝2敗、防御率3.78。シーズン後半から中継ぎとして存在感を示す。
(取材・文=小貫正貴、撮影=宮川朋久)
※「横浜ウォーカー」2017年3月号に掲載

横浜ウォーカー編集部
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