【とびだせ!! ハマの一番星】vol.14 進藤拓也投手
横浜ウォーカー

「近い将来、1イニングをまかせてもらえる投手に」
シャープな顔立ちにメガネというインテリ風な容姿に似合わず、両腕と左足を大きく振り上げ、押し込むように力強い速球を繰り出すサイドスロー。昨年のドラフトで8位ながら、大卒社会人ということから、即戦力の期待を持っての指名だった。
「正直、指名されるかどうかKわからなかったので、名前を呼ばれた時は、本当にうれしかったんです。あまりにうれしくて、ドラフト以降は大学や社会人時代よりもまじめに練習していました(笑)」
一見、冗談っぽく語るが、それには理由がある。
「サイドスローに転向したのが昨年の5月なんです。それまでは上から投げていたんですが、社会人時代の監督に、『サイドにしてみないか』って言われて、横から投げるようになりました。おかげでスライダーやカーブなど変化球のキレはよくなったんですが、ドラフトの時点では、まだ自分の中でフォームが完成していなかったんです。プロでやっていくんだから、キャンプまでになんとか自分のものにしなきゃと必死でした」
しかし本人の心配をよそに、開幕一軍入り。そして3月31日、開幕のヤクルト戦でいきなり初登板の機会が巡ってくる。しかも1アウト満塁という大ピンチ。結果は自責点こそつかなかったものの、全走者を帰してしまうほろ苦いデビューとなった。
「緊張とか感動とか、そんな気持ちを持つヒマもなく、中村(悠平)さんに初球を打たれました。今思えば悔いの残る1球でしたが、おかげで2戦目からは、落ち着いてマウンドに上がることができるようになりました」
疲れの見えた5月8日に出場登録を抹消されたが、4月までは8試合に登板して防御率1点台。
「目標は一軍で50試合登板。いずれは勝ちパターンで1イニングまかされる投手になりたい」と、再昇格に意欲を燃やす。
ところで、今回の取材では、トレードマークのメガネをかけていないが…?
「メガネは試合の時だけかけているんです。乱視がひどくて、特にナイターだとサインが見えづらいんですよ。そんなに印象違いますか? これじゃ顔を覚えてもらえないですかね(笑)」
進藤投手に聞きました
Q.自分の性格をひと言でいうと?
A.サッパリしてる。一つのことに集中すると、ほかがどうでもよくなる。これってサッパリとは言いませんか?
Q.好きな女性のタイプは?
A.外見で好きになることはありませんが、ちょっと甘えたい部分もあるので、年上の優しい方がいいですね。
Q.仲の良い選手は?
A.戸柱(恭孝)さんにはよく食事に誘ってもらいます。この間も焼肉をごちそうになりました。楽しかったです!
ただ今ハマってます!

「アイマスクが手放せません」
「もともと寝付きが悪い方で悩んでいたんですが、最近、人に勧められてアイマスクをするようになったんです。そうしたらよく眠れるようになって。夜はもちろんですが、移動中の新幹線でも愛用しています」
「使っているのは温かいアイマスク。いろいろな香りがあるので、その日の気分で替えています」
進藤拓也/投手/#43/1992年秋田県生まれ。西仙北高から横浜商科大、JR東日本を経て2016年ドラフト8位で入団。下位指名ながら開幕一軍入りを果たし、開幕戦で3番手としてプロ初登板。ダイナミックなフォームと投手では珍しいメガネが特徴。
(取材・文=小貫正貴、撮影=福岡諒祠)
※「横浜ウォーカー」2017年6月号に掲載

横浜ウォーカー編集部
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