【とびだせ!! ハマの一番星】vol.16 濵口遥大投手
横浜ウォーカー

「ここまで来たからには新人王を狙ってみたい」
先発の石田(健大)投手、今永(昇太)投手、リリーフの田中(健二朗)投手、砂田(毅樹)投手。今や左腕王国となったチームに新たな左腕が加わった。
「まさか開幕からローテーションに入れるとは思っていなかったし、自分としてはここまではでき過ぎだと思っています」
そう語るのは、16年のドラフト1位・濵口遥大投手。
投手が豊作と言われた16年のドラフト会議。横浜DeNAベイスターズは1位指名で、柳 裕也投手(中日)、佐々木千隼投手(千葉ロッテ)と2度抽選を外した。そして3度目の1位指名で獲得したのが、濵口投手だった。7月11日現在、6勝3敗という成績が示すように、前2人に劣らぬ、いやそれ以上の即戦力投手だったことを証明してみせた。
「4月は調子もよくて2勝できましたが、5月に入るとふがいないピッチングが続いてしまいました。でも成績がついてくる時と、なかなか勝てない時を最初の2か月で経験できたのはよかったと思います」
そしてセ・パ交流戦では3試合に先発し、負けなしの3勝。
「交流戦に入る前は、少し自信をなくしていたんです。髙城(俊人)さんからは、“表情が暗い”と叱られましたし。でも篠原(貴行)コーチや木塚(敦志)コーチからは、“ボール自体は悪くない。とにかく自信をもって投げろ”とアドバイスされて、 (A・ラミレス)監督も使い続けてくれました」
そこで吹っ切れて臨んだのが5月30日、交流戦初戦の北海道日本ハム戦。濵口投手は7回を無失点で抑え、3勝目を挙げた。
「難しいことを考えずに、とにかく髙城さんのミットをめがけて思い切り腕を振ろうと。気付いたら、プロに入って初めて7回を投げ切っていました。その後、交流戦で2勝できましたが、この日のピッチングが大きな自信になっています。髙城さんにも“明るい顔してる”って言ってもらえました(笑)」
セ・リーグの新人で唯一、オールスターゲームに出場。新人王最右翼との声も聞こえてくる。
「開幕前は今の自分を想像できませんでしたが、せっかくここまで来たのだから狙ってみたいと思うようになりました」
後半戦、この新人から目が離せない!
濵口投手に聞きました
Q.自分の性格をひと言でいうと?
A.人見知り。今は大丈夫ですけど、同期も最初は緊張して、向こうから話しかけてくれないかなぁって(笑)。
Q.好きな女性のタイプは?
A.北川景子さんのような、きれいでお姉さんっぽい人。自分が人見知りなので、話しかけてくれる人(笑)。
Q.よく食事に行く選手は?
A.今永さん、髙城さん、柴田(竜拓)さん。特に今永さんには、球場と寮の行き来も車に乗せてもらってます。
ただ今ハマってます!

「ミニオンズ」のチョコエッグを集めています。
「『ミニオンズ』というキャラクターが登場する映画が昔から好きだったんですが、山形に遠征した時に、駅でそのフィギュアが入っているチョコエッグを見つけたんです。一気にテンションが上がって、もう集めるしかないと(笑)」
フィギュアは全11種類。濵口投手は取材時点で8種類をゲット。コンプリートを目指している!?
濵口遥大/投手/#26/1995年佐賀県生まれ。三養基高から神奈川大を経て、2016年ドラフト1位で入団。力強いストレートと落差の大きいチェンジアップが武器。交流戦では3勝0敗、防御率0.93と活躍し、ラミレス監督が「交流戦のMVP」と絶賛。
(取材・文=小貫正貴、撮影=宮川朋久)
※「横浜ウォーカー」2017年8月号に掲載

横浜ウォーカー編集部
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