【とびだせ!! ハマの一番星】vol.17 柴田竜拓選手
横浜ウォーカー

「おいしいビールも料理もあるので、球場に遊びにきてください」
新人だった昨年に続き、2年連続で開幕一軍入りを果たした柴田選手。5月6日のヤクルト戦では延長11回に守備固めで入ると、その裏の打席でサヨナラヒット。順風満帆、まさにこれからという矢先の6月9日、脇腹痛で二軍落ちしてしまった。
「あの日、筒香(嘉智)さんに言われたんです。“何月何日までに戻る”って紙に書いて、部屋のドアに貼っておけって。練習に行くたび、部屋を出るたびにその紙を見ていれば、おのずと今やるべきことがわかってくるからと」
そして球宴明けの7月17日、柴田選手は約1か月ぶりに一軍復帰を果たした。ちなみに紙に書いた日付も7月17日だった。
「日付はたまたまだったかもしれませんが、目標を明確にすることの大切さを、あらためて感じましたね」
柴田選手の魅力は、ほとんどの内野を高いレベルでこなす守備力。守備に関しては、昔からこだわっていることがある。
「大学時代に、“練習の1球目に本当の自分の実力が出る”と教えられました。だからキャッチボールの1球目、ノックの1球目の感触を大事にしています。2球3球と続けていけば慣れるし、うまくなるのは当然。でも試合では、“行くぞ”と言われて打球が飛んでくるわけじゃない。特に僕の場合は、試合後半に守備固めで出ることが多いのでなおさらです」
目標とする選手像を尋ねると「現役ではありませんが、OBでもある石井琢朗さん(現・広島東洋カープコーチ)や、小坂誠さん(現・読売ジャイアンツ二軍コーチ)」との答え。
「一軍に居続けるには守備だけじゃダメ。お2人とも体はそんなに大きくないのに、バッティングでも活躍された方。自分も小さい方なので参考にしています。オフを中心に、バットを強く振るための体づくりをしてきました。去年よりは少しずつ向上しているとは思いますが、まだまだです」
最後に読者にメッセージを。
「ファンの声援って、ここぞという時に、僕ら選手の背中を押してくれるんです。皆さんと一緒に喜びを分かち合うために勝ちたいって強く思える。横浜ウォーカーの読者には野球に興味のない方もいるかと思いますが、ぜひ一度、横浜スタジアムに遊びに来てください。おいしいビールも名物メニューもあります。僕たちも一生懸命プレーするので、一緒に盛り上がりましょう!」
柴田選手に聞きました
Q.いじられキャラだとか?
A.一軍の内野手で一番若い(8月9日現在)から、すぐイジリの標的にされます。やり返す? こっそりします(笑)。
Q.チームで仲の良い選手は?
A.今永(昇太)です。焼肉やしゃぶしゃぶとか、よく食事にも行きますよ。でも、昨日誘ったら断られました(笑)。
Q.苦手なものはありますか?
A.高い所が苦手です。観覧車も途中で「乗るんじゃなかった」って後悔します。絶叫系なんて絶対ムリです!
ただ今ハマってます!

同級生でおそろいのクラッチバッグがお気に入り
「ハマってるというわけじゃないんですけれど、今使っているクラッチバッグがお気に入りです。今永、髙城(俊人)、熊原(健人)とおそろいなんですよ。というか、3人が持っているのを見て、自分も欲しくなって買いに行きました」
「中華街の近くにあるショップで買いました。4人とも同じデザインですが、みんな色違いです」
柴田竜拓/内野手/#31/1993年岡山県生まれ。岡山理科大附属高から國學院大學を経て、2015年ドラフト3位で入団。167cmの小柄な体を生かした俊敏な動きで高い守備力を誇り、大学時代は日本代表の遊撃手として戦った。プロ入り後は二塁、三塁もこなす。
(取材・文=小貫正貴、撮影=福岡諒祠)
※「横浜ウォーカー」2017年9月号に掲載

横浜ウォーカー編集部
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