上方漫才コンテストの優勝アインシュタイン「賞金は増毛に」

結成10年未満の関西芸人のトップを決める「第48回NHK上方漫才コンテスト」が3月2日（金）同局で行われアインシュタインが優勝した。

NHK上方漫才コンテストは数ある演芸コンテストでも長い歴史を誇り、現在第一線で活躍する芸人を輩出している番組。古くは、オール阪神・巨人やトミーズ、ティーアップ、最近ではスーパーマラドーナ、かまいたち、ウーマンラッシュアワー、和牛、昨年行われた第47回ではゆりやんレトリィバァが優勝するなど若手芸人の登竜門として地位を確立している。

今回行われた「第48回NHK上方漫才コンテスト」は予選は128組が参加し本選出場が8組。アインシュタイン、インディアンス、コマンダンテ、霜降り明星、なにわスワンキーズ、ヒガシ逢ウサカ、ラニーノーズ、ロングコートダディが優勝を争った。その中でも、アインシュタインの稲田直樹と河井ゆずるは妄想でオラオラ系の男とのデートをするネタなどを披露。稲田直樹は「よしもと男前＆ブサイクランキング」の「ブサイク」部門で優勝するなどで知られ、そんな彼から繰り出されるオラオラ系の言動に始終会場は爆笑に包まれた。

見事優勝したアインシュタインの河井は「去年のゆりやんレトリィバァに負けて以来悔しい思いをしてきたので、『漫才』でこのコンテストを優勝したかった」と語り、稲田は「3年連続本選に出場できて嬉しいが、同時にそれだけ負けているということなので今回バシッと決めれたので自分を褒めたい」と話した。稲田は番組中で104万円をかけて増毛をしていると告白。意外と前髪が邪魔であることを言うと、司会の千原ジュニアからは「もっと自分を大事にしろ」とツッコミを受けることに。それでも優勝賞金を増毛に充てたいと話す稲田。「増毛して飽きたら金髪にして、マツエクもしてみたい。自分に嘘をつきたくない」と語った。

本選出場5回目ながら惜しくも優勝を逃したインディアンスは「3回で優勝できたの早い早い」とアインシュタインに優勝のエールを送った。

桜井賢太郎