マグロ解体ショーからロボットまで! ニセコの外国人観光客向け地元スーパー

2018年3月8日 17:00更新

北海道ウォーカー 半田拓馬

Twitterで
シェア
Facebookで
シェア

今や世界的に有名な冬の高級リゾート・ニセコ。オーストラリア人をはじめ海外からの観光客であふれる町ですが、長期滞在でスキーを楽しむ彼らは滞在先のコンドミニアムなどで料理も自分たちで行うため、地元スーパーをよく利用します。

外国人観光客が多くやってくるスーパーは、一般的なスーパーと果たしてどう違うのか。品揃えを見れば彼らのライフスタイルがわかるかも……。

買い物をしている外国人観光客

全ての画像を見る(16件)

ということでやってきたのは北海道ではお馴染みのスーパー「ラッキー」倶知安店。入口から英語の垂れ幕が飾ってあり、外国人の利用者の多さが早速伺えます。

いきなり英語の垂れ幕がお出迎え

外国人観光客に人気の日本の食べ物は…

売り場に入ってすぐ目につくのは果物コーナー。日本の果物は海外の人にとってはとても甘くて美味しいと、朝食用としてパンやヨーグルトと一緒に飛ぶように売れています。

果物が人気でたくさんの種類の果物が並んでいます

なかでも人気の果物はいちご。特に「あまおう」などのブランド物が甘いと評判です。そんな果物人気を受け店も「白いいちご」を置いたところ、その見た目のインパクトからアジア人を中心に売れ始めているのだとか。

日本でもあまり見ない「白いいちご」(1980円)

また、ウニ、カニ、大トロなどの海産物は、価格は高くてもパーティー用にとまとめ買いをするそうです。

「This is “Otoro”」とPOPも英語表記

カニの商品パック。大きいものから売れるそうです

カニは3、4パックまとめ買いし、ボイルやしゃぶしゃぶにして食べるのが人気なんだとか。

ウニはこの値段(!)でも、すぐに売れるそうです。

我々には馴染みのある日本食の商品にも英語のPOPが

日本酒、日本のウイスキーの高級銘柄は瞬殺レベルで売れる!

ニセコに来ている外国人観光客は、普段自国では飲めない日本酒や日本のウイスキーを好んで買っていきます。特に高級銘柄が特に売れているということ。「せっかく日本に来たのだから!」と記念に買っていくのでしょうか。

日本酒の中で「獺祭(だっさい)」は特に人気で、高価格のものでもすぐに完売するそう

ウイスキーは「山崎」が海外観光客に人気

海外では当たり前の「Gluten free」コーナー

日本人に馴染みの薄い「Gluten free」(グルテンフリー)という商品コーナーもあります。グルテンとは小麦、大麦、ライ麦などに含まれる糖タンパク質の一種。海外では健康のために、グルテンを摂らないという考えの人が増えています。ニセコには、近年シンガポールや香港などの富裕層の観光客が増えているため、健康意識が高い客が多いそう。

Gluten freeコーナー

同じような理由で、牛乳のコーナーでは脂肪分がどれくらい入っているか「NoFat」など一目でわかる英語のPOPが並んでいます。

牛乳コーナー。無脂肪乳には「NoFat」のPOPがそえられている

サービスコーナーも海外仕様

外国人観光客向けのサービスは品揃えだけではありません。サービスコーナーではニセコで働く外国人にとってはありがたい国際送金サービス「ウエスタンユニオン」、外貨両替コーナー、DUTY FREEサービスを行っています。英語に対応したタブレットや受付ロボットなども常備しています。

カウンターの上には小さなロボットも

また、少しでも日本の文化に触れてもらおうと、イベントコーナーでは「マグロの解体ショー」や「お茶の立て方」などの実演販売も行われ、外国人観光客にとって名所の一つに。

定期的に開催されるマグロの解体ショー

「ラッキー倶知安店」吉田店長

また、店内にはコストコでお馴染みの商品も並んでいますが、提携をしているのではなくわざわざコストコから仕入れているそう。そんな品揃えの努力も外国人観光客に人気なのかもしれません。店長の吉田さんに話をうかがうと「外国のお客さまはリピーターが多く、地元に住んでいるお客さまと同じだと考えています。そのご要望に一つ一つ応えていったのが今の品揃えやサービスです。イベントもこれからもっと増やしていきますよ」とのこと。外国人観光客が増え続ける今の日本にあって、このスーパーの取り組みは大きな参考になるのではないでしょうか。

一見、外観は普通の日本のスーパー

17時〜20時になるとこの店はスキー帰りの外国人であふれかえります。でも個人的に面白いと思ったのは、地元のおじいちゃんやおばあちゃんはその景色に違和感を覚えることなく、普通に自分たちの買い物を済ませていること。田舎ではなかなか目にしない光景だと思いませんか? もしかすると、もっとも日本でインターナショナルな町は「倶知安」なのかもしれないなと思いました。

「ラッキー倶知安店」 ■住所:倶知安町南2条西1丁目1番地11 ■電話:0136・21・3677 ■時間:9:30 ~ 21:00 ■休み:なし

この記事の画像一覧(全16枚)

大きなサイズで見る

キーワード

関連記事

ページ上部へ戻る