池松×忽那コンビが演じる“切ない恋”の行方とは!?
関西ウォーカー
入院先の病院で出会った純朴な高校生の裕一と心臓病を患ったわがままな少女・里香の恋を描いた「半分の月がのぼる空」。主人公・裕一を演じるのは「砂時計」(’08)や「ダイブ!!」(’08)などの話題作で際立った存在感を放つ池松壮亮、そしてヒロイン・里香役には第50代ポッキープリンセスとして注目を集める忽那汐里だ。そんなフレッシュな2人が体現する“切ない恋”にインタビューで迫る!
─今回、お2人は初共演ですよね。お互いにどんな印象を抱きましたか?
池松「僕より汐里ちゃんは2歳年下(現在17歳)なんですけど、すごく大人っぽくてびっくりしました(笑)。あとは、やっぱりオーストラリア育ちということで、相手の目をジッと見て話をするんですよね。そういうまっすぐなところが、僕の想像していた里香とピッタリで、深川監督に“間違いないです、彼女は里香そのものです”って言ったくらいです」
忽那「そんなに言っていただけるほど、私はスゴくないですよ!(笑) 池松さんはすごく瞳がキレイだなぁと思って、最初は話しかけるのに緊張しました」
池松「お互いに人見知りだったんです(笑)。でも、年上の僕からいかなきゃと思って、汐里ちゃんに積極的に話しかけるようにしました。カメラが回っていないところの2人の壁って、お芝居にも出てくると思ったんです」
─お互いの印象は変わりましたか?
池松「知れば知るほど、魅力的な女の子だなぁって。すべてにおいて素直でまっすぐだし、本当にたくさんの表情を持っているんです」
忽那「池松さんは現場に入ると、普段のおっとりとした雰囲気とはすごく変わって、お芝居をすごく引っ張っていただいているなと感じました」
─今回、それぞれに演じる役をどのように捉えましたか?
池松「人を好きになるということや、人がいま忘れかけている“ずっと思い続ける”という大切な感情が描かれている作品です。なので、裕一は大人っぽく振舞っているつもりが周りには子供っぽく見えていたりするけれど、頼りない彼が里香のために強くなるピュアなところを表現したいと思いました。普段から裕一がカッコよくてパーフェクトだったら、物語のおもしろみや感動は半減してしまうと思ったんです」
忽那「里香は自分の体が丈夫じゃない分、強くなりたいと思っている女の子なんです。だから、いつもわがままで強がったりしている里香が、しだいに裕一に心を開いていく様子に“人との出会い”や“ずっと思い続ける”ことの大きさを感じました」
─裕一と里香の恋を通じて、さまざまな“ずっとの思い”を描いた本作。お2人にとって“ずっと”って大切にし続けていたいものは?
忽那「支えてくれる人がいて当然とか思いがちですけど、周りの人の協力がないと何もできないので、そういう人をずっと大切にしていきたいなと思います。そして“自分自身”をしっかりと持ち続けること。それさえきちんと貫いていれば、これからもいろんなことを乗り越えていけるんじゃないかなと思います」
池松「“ずっと”って、よく言う言葉ですけど、それを行動に移すのはすごくむずかしいことだと映画を通して感じました。人間は“ずっと”の存在じゃないからこそ、“ずっと”と思える大切な人やモノを見つけていきたいです」
【取材・文=リワークス】
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