「金はいくらでも払う、アイツを探し出して!」父親の行方を依頼された情報屋、早々に居場所を突き止めたのに隠蔽したワケ【作者に聞く】

東京ウォーカー(全国版)

X(旧Twitter)で
シェア
Facebookで
シェア
情報屋のスレッドは人前ではヘラヘラ笑い、軽薄そうで信用ならないのだが…?桜月(@k_sakurazuki)

父親の行方を追ういつも不機嫌な殺し屋の女・サイレンスと、その殺し屋から雇われた何を考えているかわからない情報屋の男・スレッド。なかなか父親の行方がつかめないままひょんなことから同居することとなった2人だが、実はスレッドは早々に父親の行方を突き止めていた。血眼になって捜すサイレンスになぜか真実を隠し続ける情報屋の心理戦を描いた桜月(@k_sakurazuki)さんの漫画が話題を呼んでいる。かつて『結婚しない同盟』を「アルファポリス」で連載していた桜月さんに、本作の誕生秘話やこだわりの結末について話を聞いた。


キャラクターの自立とあえて選んだ裏社会のテーマ

傍観者は嘲笑う_P016桜月(@k_sakurazuki)

殺し屋のサイレンスは父親を殺すことだけを目的に生きていた桜月(@k_sakurazuki)

傍観者は嘲笑う_P018桜月(@k_sakurazuki)


情報屋が主人公となった本作の構想について、桜月さんはもともと別作品の主人公の仲間として出そうと考えていたキャラクターだったと明かす。しかし話が全然まとまらず、この情報屋を主人公にして作品を作ってみようと考えたところ、想定外にうまくまとまったという。当初は1話だけの単発の予定だったが、気づけば12話まで続き、番外編を描くまでになった。

物騒な世界を描いた作品のコンセプトについて、桜月さんは次のように語る。「作品のテーマは『嫌なヤツ』です。なので、出てくるキャラはみんなちょっと嫌なヤツばかりになっています。あとは恋愛的な愛ではなく別の何かで深くつながる男女ものを描いてみたかった…というのもあり、裏の世界の物語にしたというのもあります」。ひょうひょうと嘘をつき、その嘘の中に真実を紛れ込ませて語るスレッドのキャラクター性は、この尖ったテーマから鋭く描き出されている。

読者を翻弄する嘘と4通りのボツ最終話


スレッドがサイレンスに父親の行方を教えなかったのは、殺し屋なのに一番殺したい人を殺せずにいる姿を傍観し、一番いいタイミングで真相をカミングアウトして彼女の表情を愉しむためだったとされる。しかし、本当にそれだけのためだったのか、スレッドの真意は誰にもわからない。

本作は全12話で完結しているが、SNSでは別の結末パターンも4種類描かれており、すべて「ボツ最終話」としてpixivで無料公開されている。桜月さんは、お気に入りの結末として、その1「バレて怒られる」とその2「普通に仕事を終える」を挙げるが、テーマである「嫌なヤツ」のまま終わりたかったものの、後味が悪すぎるなと思いボツにしたという。さらに、「その4の『結婚エンド』は望んでいる人がいるかもしれない!と思って描いたのですが…。望んでいた方がいらっしゃったのかはわからないです…」と笑う。読者は、スレッドが吐いたセリフの「嘘」と「本当」を見極め、どの結末に納得できるだろうか。

取材協力:桜月(@k_sakurazuki)

※記事内に価格表示がある場合、特に注記等がない場合は税込み表示です。商品・サービスによって軽減税率の対象となり、表示価格と異なる場合があります。

この記事の画像一覧(全125枚)

キーワード

テーマWalker

テーマ別特集をチェック

季節特集

季節を感じる人気のスポットやイベントを紹介

花火特集

花火特集2026

全国約900件の花火大会を掲載。2026年の開催日、中止・延期情報や人気ランキングなどをお届け!

金麦花火特等席&グッズが当たる

CHECK!花火開催カレンダー

夏休み特集2025

夏休み特集 2026

ウォーカー編集部がおすすめする、この夏の楽しみ方を紹介。夏休みイベント&おでかけスポット情報が盛りだくさん!

CHECK!夏祭り 2026の開催情報はこちら

おでかけ特集

今注目のスポットや話題のアクティビティ情報をお届け

アウトドア特集

アウトドア特集

キャンプ場、グランピングからBBQ、アスレチックまで!非日常体験を存分に堪能できるアウトドアスポットを紹介

ページ上部へ戻る