上司「今日は先にあがらせてもらう」→部下「ふざけやがって」しかし信号待ちで見かけたのは、花束とケーキを両手に持つ上司の姿だった?【作者に聞く】
東京ウォーカー(全国版)
X(旧Twitter)で4コマ漫画を投稿する津夏なつな(
@tunatu727
)さんの作品が、意表をつく感動オチからブラックなネタまで、幅広いユーモアで反響を呼んでいる。毎日新作を公開する「4コマ1000本ノック」を目標に活動し、現在は700点以上の作品を公開している。漫画制作は未経験だったという津夏さんに、代表作の紹介とともに制作の裏側を聞いた。
いらだつ上司の特別な日
5.7万件を超えるいいねを集めた人気作『特別な日』は、上司の妻の誕生日を描いた作品だ。片付ける仕事が山積みなのに「悪いんだけど今日は先にあがらせてもらうからな」と早退する上司に対し、部下は車の中でいらだちを隠せずにいた。
しかし信号待ちの最中、大きな花束とお祝いのケーキを両手に持ち、軽やかな足取りで横断歩道を渡る上司の夫としての姿を目撃する。それを見た部下が「まあいいか」とため息交じりに許してしまうオチに、読者からは「なんか救われる」「確かにこれは許しちゃう」と多くの感想が寄せられた。
未経験からの1000本ノック
津夏さんが4コマ漫画を描き始めたのは「形に残る趣味が欲しい」と考えたのがきっかけだ。「1000本も描けばきっとおもしろい漫画が描けるようになっているに違いない!」という思いから毎日投稿を始めた。初期は読者に認知されず、手探りで描いていたため下手くそで直視できないというが、243本目に投稿した『ボール博士』で潮目が変わる。実験の失敗で弾むボールになった博士が助手に「殺してくれ」と頼むブラックなネタがバズったことで、急激に多くの読者を獲得したのだ。「この1本がバズったおかげで、急激にたくさんの方に読んでもらえるようになりました」という。
現在は時事ネタまで多彩な題材を発表しており、電子書籍「
よりぬき4コマ1000本ノック
」も無料で公開されている。日々のアイデアは仕事中に思いつくことが多いそうだが、いいネタが思いつかないときは他人の4コマ漫画を読んで刺激を受け、自分ならどうオチをつけるかと考えながらさまざまなノウハウを吸収しているという。目標の1000本ノックも折り返しを過ぎ、「自分のために始めたことでしたが、今はたくさんの人に楽しんでもらいたいという思いの方が強くなりました」と感謝を明かす。今後も未経験のジャンルに挑戦し、とにかくとにかくおもしろい漫画を描いてステップアップしていきたいと目標を明かしてくれた。
取材協力:津夏なつな(@tunatu727)
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