<メイド・イン・九州>リンガーハットの長崎ちゃんぽん
九州ウォーカー
九州のロングセラー商品の秘密にせまる「メインド・イン・九州」。今回は、リンガーハットの「長崎ちゃんぽん」をピックアップ!
長崎ちゃんぽん(583円※一部地域で異なる)

創業時からの看板メニューで一番人気。7種類の国産野菜がたっぷり入り、一杯で1日の目標野菜摂取量(※1)の約7割を摂れる。麺は無料で1.5倍から2倍に増量可能という太っ腹な一品だ。※1厚生労働省による推進値
郷土料理を広めた異色の外食チェーン
長崎発の外食チェーンで、赤いとんがり屋根がシンボルマークのリンガーハット。その看板メニューといえば、“長崎ちゃんぽん”だが、地方の郷土料理を全国へと広めたのが同社だ。創業者の米濵 豪らは、長崎で圧倒的な人気を誇り日常食でもあった“ちゃんぽん”に着目し、1974年に1号店を開店する。広々とした清潔感のある店構えは、町中にある大衆食堂のちゃんぽんのイメージを一新した。ボリュームたっぷりで低価格のおトクな一杯は、大阪万博以来の外食ブームの波に乗り、徐々に人気を博していく。
2000年代に入り、食への安全志向が高まると、全国展開の巨大チェーン店としては異例の“野菜の国産化”を宣言。“健康、安心、安全”をキャッチフレーズに、女性やファミリー向けの店舗へと転換する。これが大きな契機となり、ショッピングモールの増加と共にフードコートへの進出を拡げ、激しい外食競争を生き抜いてきた。現在、国内に650店舗以上を有し、全国制覇まで残りあと2県。そして今後は、日本に留まらず、“世界の日常食”としての未来像を見据えている。
ヒットの裏側

コストが高く、市場価格に影響されやすい国産野菜への徹底は、巨大チェーンでは厳しいが、同社は全国に契約農家を持つことで一定価格での仕入れを可能に。朝採れ野菜をその日のうちに自社工場でカットし、毎日各店舗へ届けるなど鮮度へのこだわりも半端でない。そのおいしさが支持される理由だ。
【九州ウォーカー編集部】
杉山はづき
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