雰囲気抜群!東京のレトロ喫茶3選

東京ウォーカー

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懐かしさの中に独特な雰囲気を醸すレトロ喫茶。丁寧に入れられたコーヒーや手早く焼かれたホットケーキ、憧れのチョコレートパフェなど、メニューも豊富で魅力的。今回は、都内で一度は訪れるべきレトロ喫茶を5店舗紹介しよう。

名曲喫茶ライオン/渋谷


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渋谷・道玄坂の百軒店入り口を右に入り怪しげなネオン輝くエリアを抜けると現れる、クラシカルな建物。1926年に創業し、戦争で焼けてしまったのち、再建したという名曲喫茶ライオンでは撮影禁止、会話は小声で、というルールだそうだが、それも納得の雰囲気だ。

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座席はすべてスピーカーのある前方を向いており、まるで教会かヨーロッパの古い列車のよう。パイオニアの技師がこの店のために設計した巨大なスピーカーは、アメリカのオーディオ専門雑誌に取材されたこともあるのだとか。オープンと同時に、お気に入りの席に座る常連客も多い。時には「このシステムで聴きたいから」と遠方から音源を持ち込む来店者も。この場所にいつまでもあり続けてほしい。そう思わせるすてきな空間だ。

ストーン/有楽町


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昭和モダンな建築として有名な有楽町ビルヂングの完成とともに、1966年にオープンしたストーン。その名のとおり、モノトーンの大理石で幾何学模様が描かれた床、カーブを描く御影石の壁など、さまざまな石材が使われた店内は、重厚な雰囲気ながら、天井が高く開放感も感じられる空間。

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この店を営む奥村さんのご実家が石材店だったため、ここまで贅沢な内装を施すことができたのだという。かつてはインテリアデザイナー・剣持 勇の手によるミッドセンチュリーデザインのラウンジチェアも評判だったものの、惜しまれつつ引退。現在はモノトーンの椅子が置かれている。有楽町という場所だけあって、平日の利用客は働く合間に立ち寄るビジネスマンがほとんどだという。忙しい合間にフルーツサンドをつまむビジネスマンを想像すると、なんだかすてきな気分に。

gion(ギオン)/阿佐ヶ谷


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本好きだった店長の関口さんが、ここ阿佐ケ谷に喫茶店を開いたのは36年前。様々な色で塗り分けられた壁、色とりどりのライティング、窓際に作られた箱庭など、コーナーごとにイメージを変えた内装。最初は白壁で何もなかったという店内は、訪れる人の居心地がよくなるようにと自ら手がけるうちに徐々ににぎやかになっていき、現在の形に行き着いた。

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ナポリタンやワッフルなどの人気メニューも、店長自らが何度も試作を繰り返しながら今の味に落ち着いたのだという。人気のブランコ席は、かつて通っていた吉祥寺のジャズ喫茶にあったものをまねしたのだとか。

ノスタルジーな雰囲気を堪能できるレトロ喫茶。ぜひ足を運んでみよう。

コダマタイチ

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