サイズが小さくても戦える。狩俣選手&村上選手編 Go!Go!シーホース vol.20
東海ウォーカー

B.LEAGUE(以下Bリーグ)と、シーホース三河の選手をもっと知ってもらうためのミニインタビュー企画。第2回はガードの狩俣昌也選手と村上 直選手に登場してもらった。
まずは選手の紹介を。狩俣昌也選手は、1988年生まれ、沖縄県出身。傑出したバスケットマンであることには違いないが、スポットライトを浴び続けてきた選手ではない。国際武道大学を卒業後、2012年に千葉ジェッツに入団。その後、琉球ゴールデンキングス、福島ファイヤーボンズを経て、2016年にシーホース三河に入団した。個性派であり、タレント集団とも言われるシーホース三河では異色の存在で、「苦労人」や「雑草」の言葉がしっくりとくる。ただ、バスケの姿勢や経験を評価されて、今シーズンからキャプテンに就任。学ぶべき部分が多い選手に思う。

村上 直選手は、1986年生まれ、大阪府出身。洛南高校出身で同志社大学に進学後、2009年に京都ハンナリーズに入団。京都で8シーズンを過ごした後、今シーズンからシーホース三河の一員になった。今年の12月で32歳を迎える選手だが、スピードは今でもリーグ屈指。とにかく「スピード違反!」と言いたくなるほど速い。2人は同じガードのポジションだが、狩俣選手がアウトサイドからのシュートを得意とするなら、村上選手はスピードを生かして果敢に攻めるプレーが持ち味だ。

さて、さっそくバスケを始めた頃を振り返ってもらった。
「ポジションはガードで、ミニバスでは好き勝手というか、トリッキーなプレーばかりしていました。正直な話、地元では有名な選手でしたよ(笑)。でも、エリート街道を歩んできたわけではないですし、努力のおかげで今がある人間です」(狩俣)
「僕もガードで、今も昔もプレースタイルはあまり変わりませんね。スピードを生かしてゴールを狙う。高校に進学すると、留学生とかサイズの大きい選手と当たることが増えました。でも、恐れずに突っ込んでいく。それが楽しかった」(村上)
178cmの狩俣選手と179cmの村上選手。小さな2人が、Bリーグで自信を持ってプレーできる理由は?
「小さい頃からドリブルに自信がありましたし、そのスキルをずっと磨いてきました。大きな選手に勝てない部分があるのは事実ですけど、勝てる部分もある。自分の武器が支えになっています」(狩俣)
「スピードを生かしたプレーを貫くこと。チャンスがあれば速い展開に持ち込むこと。自分のスタイルに自信を持って、貫き通すことが大切だと思います」(村上)
「将来の夢はBリーガー」と話す小中学生がこれから増えてくるはず。2人は、サイズに恵まれない選手に勇気を与えてくれる存在だ。
「(Bリーガーを目指している人に向けて)まずはバスケを楽しんでほしいですね。それから人よりも努力する。そうやってチャンスを掴んだ選手を見てきましたし、僕自身もその一人です。継続すればチャンスは必ずやってくると思います」(狩俣)
「僕らが小さい頃は、日本にプロバスケはなかった。今の子供たちは、身近にプロバスケ選手を見ることができる環境があります。だから、アリーナでプロバスケ選手のプレーや雰囲気を見て、なにかを感じてもらいたいですね」(村上)
関西出身の村上選手はトークもキレキレ。狩俣選手も明瞭快活で、チームの雰囲気の良さが伝わってきた。次回のインタビューでは、同じ地元で同じ高校出身のあの2人が登場。バスケが上手くて楽しいシーホース三河の選手たちを、もっと知ってもらいたいと思う。では、次回をお楽しみに!
シックスマン
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