アウディジャパン「痛車」を含む今年度モータースポーツ活動計画を発表
東京ウォーカー(全国版)
アウディジャパンは3月24日、SUPER GT公式テストが行われていた富士スピードウェイにて、今年度のモータースポーツサポート活動及びカスタマーレーシングプログラムを発表した。

アウディは80年代に乗用車用四輪駆動システム「クワトロ」を開発、世界ラリー選手権(WRC)を席巻した。2000年に入ると世界耐久選手権(WEC)に参戦、2006年にル・マン初のディーゼルエンジン搭載車として、2012年には初のハイブリッドシステム搭載車として総合優勝を果たしている。現在はワークス体制としては、電気自動車のフォーミュラE、そしてドイツのツーリングカー選手権DTMや、ラリークロスに参戦するほか、カスタマーチーム向けとして「R8 LMS GT3」「R8 LMS GT4」「RS3 LMS」というレーシングカーを用意しサポートを行っている。
今年は2シリーズに計8台のマシンで参戦

我が国では、「R8 LMS GT3」をSUPER GTシリーズのGT300クラスに2台、スーパー耐久シリーズST-Xクラスに3台、「RS3 LMS」をスーパー耐久シリーズST-TCRクラスに3台供給。

注目すべきは、スーパー耐久に参戦する新チームに3台ものR8 LMS GT3の供給と、RS3 LMSのうちの1台が「痛車」であること。モチーフは人気アニメ「プリズマ☆イリヤ」とのことで話題を呼びそうだ。

これらのカスタマーチームサポート体制として2500アイテム8000点のパーツを積載したトレーラーを全戦に帯同、万全のサポートをするという。
プロドライバーになるチャンスを提供
またモータースポーツの世界で得た知見を市販車にもフィードバック。現在「Audi Sport」ブランドとして11車種をラインナップし、その頂点に位置するR8は世界中で3000台以上をラインオフ、我が国でも昨年だけで97台を販売するなど人気を博している。年内にはRS4 Avantの新型を投入する予定だ。
これらのオーナーサポート活動としてドライビングスクール「Audi driving experience」をはじめとする、各種イベントを既に実施しているが、今年から“夢の第一歩を提供する”チャンスとして「Audi race experience」を開催する。これは「Audi driving experience」の一環として、サーキットトライアルの優勝者1名に、スーパー耐久シリーズのST-TCRにスポット参戦するチャンスが与えられるというものだ。
クルマの楽しさを伝えたい

アウディジャパンの斎藤徹社長は「自動車は自動化が進んでいきますが、いっぽうでワクワクするものであることを忘れてはいけません。私達はモータースポーツの裾野を広げる活動で、ワクワクを伝えて行きたいと思っております。今年はスーパー耐久で24時間レースが行われるなど、注目は高まっています。モータースポーツは社長の道楽だ、と陰口を言われていたりもしますが、モータースポーツを通じてAudi Sportブランドが高まることを期待しています」と思いを語った。
年々激化する日本のモータースポーツ。アウディが今年、どのような活躍をするのか楽しみだ。

クリタタカシ
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