今や国民的菓子の“ポッキー”!世代を超えて愛されるロングセラーの秘密

関西ウォーカー

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世界中で愛され続ける国民的スナックチョコ「ポッキーチョコレート」。人気の秘密と知られざる製造工程をご紹介!<※情報は関西ウォーカー(2016年11月8日発売号)より>

「ポッキーチョコレート」(1箱・168円)/江崎グリコ


「ポッキーチョコレート」(1箱・168円)。リニューアルを経て味わいにコクが増したチョコレートと、香ばしいプレッツェルの取り合わせに次々と手が伸びる。毎年、夏冬に各2種の限定商品が登場。

知られざる製造工程を紹介!


【写真を見る】プレッツェルの生地を薄く延ばす/江崎グリコ


<1>プレッツェルの生地を薄く延ばす。小麦粉、油脂、砂糖を練り合わせる。一定時間発酵させてドゥ(生地)を作り、分割して成形ローラーで5㎜厚に延ばす。

麺状のドゥがそのままオーブンへ/江崎グリコ


<2>麺状のドゥがそのままオーブンへ。ドゥを麺状に細く切り分け延ばす。プレッツェル1本分の切れ目を入れ、ドゥがつながった状態で約30mのオーブンで焼き上げる。

焼き上げ後はゆっくり冷却する/江崎グリコ


<3>焼き上げ後はゆっくり冷却する。焼き上げ後、事前に入れた切れ目で1本ずつに分かれたプレッツェルにオイルコートを施す。その後、1日かけてゆっくり冷却。

最重要のチョコがけを経て完成!/江崎グリコ


<4>最重要のチョコがけを経て完成。プレッツェルにチョコがけし、冷却後に袋詰め。箱に詰め、X線・重量検査を経て10箱ずつ包装。工場内では各工程で検査がある。

「ポッキー」ヒットの裏側


ポッキーを手で持つ部分の長さ「約2cm」。この余白が国民的お菓子を生んだ。“1”をポッキーに見立て、1999年から11月11日は「ポッキーの日」として定着した。

オーブンに入れる前に薄く切れ目を入れたドゥ(生地)/江崎グリコ


オーブンに入れる前に薄く切れ目を入れたドゥ(生地)は、ロースト後、自重で1本分に分割される。

1日かけて冷やし軸をまっすぐに保つ/江崎グリコ


焼いた直後のプレッツェルは急冷すると折れるため、1日かけて冷やし軸をまっすぐに保つ。

国民的スナックチョコ!


キャラメルに始まり、数多くあるグリコの人気菓子のなかでも、今や同社の顔ともいえるのがポッキーだ。1963年、バタープリッツのヒットを機に、新たなスナックチョコとして開発をスタート。当初は全体をチョコレートでコーティングし、銀紙で包む形で試行錯誤を重ね、その途上で持ち手としてチョコがけしない約2cmの余白を残すことで包装コストの問題をクリア。1966年の大阪でのテスト販売以来、手を汚さない画期的なチョコ菓子は、軽快な食感を表した名前と共に、瞬く間に全国に浸透した。

江崎グリコ株式会社※写真は工場(グリコピア神戸)


その後も「ポッキー・オン・ザ・ロック」「旅にポッキー」など多彩な食べ方を提案し、幅広い世代を想定した商品を展開。日常のさまざまなシーンに寄り添い、まさに気持ちも会話も“弾むおいしさ”で、今や世界30か国で人気を博す国民的菓子として親しまれている。発売50年目を迎えた2015年には、原点たるポッキーチョコレートを含む主要シリーズ5商品を初めて大幅にリニューアル。よりコク深く進化した味わいで、新たなファンを広げている。

「2016年10月には、3つの風味が調和するポッキートリニティと、ビスケットの軸にホイップチョコを合わせたポッキーミディを発売しました。今後もポッキーの新たな展開をお楽しみに!」と、コーポレートコミュニケーション部の市田拓也さん。

■江崎グリコ株式会社<住所:大阪市西淀川区歌島4-6-5(本社) 電話:0120-917-111(お客様センター) 創業:1922年 社長:江崎勝久 事業内容:菓子、食品の製造および販売 従業員数:1472名(2016年現在)>【関西ウォーカー編集部】

編集部

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